ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

副業可とか、成果主義とか、それって大丈夫??

こんばんわ、スズキです。

よく読んでいるブログに、こんな記事を発見。

といっても、少し前のことですが。

 

就職活動の面接で「一生当社で働き続けるか」と聞かれたら「NO」と即答する。

という書き出しで始まってるこの記事、色々と考えさせられます。

www.murasakai.net

 

 

 

昭和的考え方、今の考え方

僕は昭和60年生まれだから、ぎりぎり昭和世代。

仕事ってのは、がむしゃらに、会社のために働くんだ!! という風潮もあったし、特に自分の父親は仕事人間だったから、そういうものだと思っていた。

転職なんて恥ずかしい、と言われていた時代もあり、死ぬまで同じ会社で働くのが当然だった。

今の時代では全く通用しない考え方だろう。

 

だからって、氏の記事がおかしいとか、間違っているというわけでなく、今では「一生同じ会社で働く」ということがマジョリティではなくなってきているような気がする。

※特にそれを裏付けているデータは無い

でも、それって大丈夫??

社会人のみなさん、それって大丈夫なのだろうか。

 

 

副業禁止、副業奨励

また、最近話題になったと僕が感じたのは「副業」について。

今までは、就業規則等で副業禁止だ!! という会社が多かったが今は少しずつ間口が広がってきている。

 

マイナンバーが始まった当初、税関系も紐付けられるから「副業がバレちゃう」なんてこともあったけど、それも心配いらない。

会社が副業してもいいよ!! って認めてくれているから。

 

でも、それって大丈夫??

 

 

会社なんて家族みたいなもの

昭和的な考え方だと思うが、会社って家族みたいなものじゃないか。

春になったら花見に行って、夏は花火大会があったりして。

飲み会では上司に怒られたりとか、今の人たちが嫌うことが昔はたくさんあった。

上司はどんどんプライベートに介入してくるし、上司の家に遊びに行く!なぁんてことも。

 

最近じゃ、めっきりそんなことは無いですね。

住所録や名簿も無いから、年賀状のやり取りも少ないんじゃないかな。

仲のいいメンバーだけで携帯電話の番号を交換したりとかね。

 

でも、それって大丈夫??

 

 

会社に求められていることが変わってきた

昔は終身雇用で「大手の会社に就職できれば安泰だ!!」と言われてきた。

だから就職活動をめっちゃ頑張ったし、そこで一生が決まってしまうようなものだった。

それは、入社してくれた新入社員を、会社が守ってくれたから。

特に雇用について、収入について、会社が守ってくれた。

 

仕事の義務と権利、公と私のラインを、少し会社側に超えながらみんなが働いてきたから、会社が守ってくれた。

会社に尽くしたら、守ってくれる。

ギブ and テイクの関係が成り立っていたんだよね。

簡単には解雇されないし、正社員になったら多少仕事ができなくても、窓際族と言われようとも、雇用は守ってくれたし、それが社員の安定だった。

 

それが今は違ってきている。

どちらが発端か、僕には分からないが、会社が社員を切り始めてきたから働く側も尽くさなくなったのか。

働く側が会社に尽くさず権利ばかり主張するようになったから、会社もいい加減、手を引いたのか。

 

どちらにせよ、最近の会社と社員との関係はドライになってきている。

転職も当たり前、副業も当たり前、要するに結婚も離婚も浮気も当たり前という風潮。

 

 

それが良いとか、悪いとか、そういうことじゃない

時代の流れなので、どちらが良いとか悪いとか、そういうことじゃなくてね。

働く側があまりにも権利を主張すれば、会社からも強い圧力がかかるだろうし、会社が従業員を大切にしなければ、どんどん去っていく。

 

ただ、日本という世の中が、会社と社員の関係をもっとドライにしていこう、と考えているのであれば、もっと簡単に解雇されやすくなる。

別に守ってあげなくてもいいから。

 

そうしたら「正社員だから」という考えも通用しないし、クレジットカードを作るとき、家や車をローンで買うときに審査が厳しくなったり、利率がアップしたりするだろう。

 

 

まだまだ浅い制度

会社という組織ができたのは、産業革命以降の話というのは、よく聞くことで、200年程度のこと。

だからこの先も仕組みは変わっていくだろうし、みんなが求めていることも変わっていく。

だから、どちらが良いとか悪いとかではなく「どちらかになっていくのではないか」という程度のこと。

 

 

まとめ

会社と社員の結びつきが強くなれば、多少のことでは解雇されず安定して雇ってもらえるだろう。

その反面、プライベートが犠牲になったり、嫌いな上司とも付き合わなければいけない。

 

会社と社員の結びつきが弱くなれば、面倒な人付き合いからは逃れられるが、何かあったときは自分で自分を守らなきゃいけない。

ダブルインカムだとか、資産運用とか、別の収入を考えなければいけない。

 

どちらに寄っていくかは分からないけれど、変化の中にいるということを忘れないようにしたい。

昭和的な考え方が浸透している分、僕は前者のほうが馴染みやすいと思う。

変化についていけなくなること、明日は我が身かもしれない。

ではでは。

 

虚妄の成果主義 日本型年功制復活のススメ (ちくま文庫)

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