ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

技術の進化は人を孤独にさせる。最近なんとなく寂しく感じませんか。

自動化がどんどん進んでいく

スズキです。

大型連休の方もいらっしゃるでしょう。

上手く休みが取れれば10連休ですから帰省される方も多いと思います。

 

最近の高速道路はETCが完備されていますね。

ほとんどのインター、料金所でETCが使えるので待ち時間も少なく、混雑もしないで通過することができます。

また新幹線だと「エクスプレス予約」を使ってスマホから席を指定しICカードで乗ることができます。

高速バスもスマホから予約してチケットレス乗車ができます。

僕も最近は、ほとんどスマホから予約して遊びに行くんですけどね。

 

 

技術が進歩すると

技術が進歩すると、自分でできることが増えてきます。

一個人がここまでできるのか、という方向に時代は進んでいますよね。

僕がブログを書いて「全世界へ発信」できるのも、技術の進化があったからです。

そうやって何でも自分でできるようになってくると、人とのつながりが減ってきませんか。

なんでも手元の機械一つで済んでしまう。

確かに便利になるけれど、人間らしさが減ってきているように思います。

 

 

キッカケは「ドアを開ける友人」

 2ヶ月ほど前に書いた記事。

10年ぶりくらいに会った高校時代の友人がいるんですが、最近また話をする機会があったんです。

hatena.aco-gale.com

 

ご飯屋さんに行ったんですけどね、手動の扉だったんです。

帰る時に、ちょうど入れ違いに入ってくる夫婦がいました。

別になんとも思わなかったんですけどね、その友人は扉を開けてあげるわけです。

親切なヤツだなぁと思った、でもわざわざなのか自然な振る舞いなのか。

そんなことを頭で考えてしまった自分が少し情けない。

 

ただ、これが自動ドアだったら何も感じなかっただろう。

勝手に開くし、勝手に閉まる便利な自動ドア。

そういった環境に慣れてしまったからか、わざわざ扉をあけてあげなきゃ、と思うことは少なくなった。

 

 

技術の進歩はめんどくさいことから解放されること

扉の開け閉め、高速道路の料金支払い、切符を買うために並ぶ。

どれも面倒なこと、そんなことから解放してくれる技術の進歩は非常にありがたい。

しかしながら、それと同時に人との関わりからも解放してくれた。

 

新幹線の切符を例にとってみると。

  • 列に並ばなくてよくなった
  • わざわざ待たなくてよくなった
  • 座席も自分で指定できるようになった
  • 支払いはクレジットカード

どれも今までは多くの人と関わりがあったんです。

列に並んでいれば、家族連れのお客さんがいたり、出張であろうビジネスマンがいたり。

そこから聞こえてくる会話に微笑んだり、かっこいい見た目にどきどきしたり。

待つことも大事なことだし、そこから見えるものがたくさんあった。

窓口では駅員さんが理解できるように目的地や交通手段を相手に伝える。

座席もどこら辺が空いているかどうか、支払いもカードか現金か、など伝えなきゃいけないことだらけ。

 

正直これは面倒だ。

面倒だけれども、そこには人間味があったし関係ない会話も生まれた。

「気をつけていってらっしゃい」「楽しんできてね」と声を掛けてくれることも多かった。

「面倒なコト」と「人間の暖かさ」を天秤にかけたとき、どちらを選ぶのが良いだろうか。

 

 

まだまだある冷たい進歩

僕が思う冷たい進歩。

 

LEDライト

僕は電球のほうが好き。オレンジの暖かい電球が好き。

LEDがいくら省エネと言われようと、青白い冷たい印象、直線的な光の印象は苦手。

用途によってあるかもしれないけれど、僕は電球が好き。

 

スマホ

これこそダイレクトに個と個がつながるもの

スマホで友人とやり取りしていても、心が満たされることは少ない。

やっぱり面と向かって会いたい、話したい、感じたいものです。

 

調べれば色んなことを教えてくれるスマホ。

道順、電車の時間、言葉の意味など、グーグル先生が教えてくれる。

誰か「知らない人」に聞くことも少なくなった。

通りすがりのおじちゃんに、○○へ行きたいんだけれど、、、と言わなくなった。

だってスマホで分かるから。

 

自家用車

一家に一台の自動車、それ以上ある家庭も少なくないだろう。

公共の乗り物みたいに、多くの人と触れ合うことは無くなった。

カーナビ、テレビが発達し、車の中で見ることができるようになった。

子供たちはテレビを見るために車に乗っているのかい??

帰省シーズン、DVDを見ながらドライブをしている家族を見かけるが、それってどうなの??

もっと子供たちと会話して楽しもうよ、せっかく外の世界に触れているんだから。

 

風呂やテレビ

どんだけ昔の話をするんだと言われるかもしれないが、街角で見るテレビは楽しかった。

野球の試合、知らないおじさんと盛り上がったりしたこともある。

銭湯でもサウナでも、そういったふれあいがあったかな。

今では当たり前のように風呂もあるしテレビもある。

どんどん他人と接することが少なくなっている。

 

回転寿司

いつの間にか回転寿司のテーブルにはタッチパネルが置かれるようになりました。

遊び心というか子供たちの興味をひくことは確かだし、注文ミスが減ることは事実だと思う。

回転寿司にどこまで求めるかにもよるが、全てそれで済ませるのは寂しい。

全自動みたいなものさ、頼んでから提供されるまでが。

そんなことで本当にいいの??

 

 

考え出したらとまらない

技術の進歩はありがたいこと。

その恩恵を受けて僕は楽しい毎日を過ごしている。

でも、あまりにも便利になりすぎるのはどうなんだろうか。

思考停止にならないかな、対人恐怖にならないかな。

どこまでも追い求めることはいいけれど、そこには人間が存在するようにしてほしいな。

人工知能が発達してこれば、ますます考えなくなるんだろうか。

うまくうまく導いてくれるのは楽チンだけど、それに頼りきってしまうのは怖い。

 

技術の進歩で、遠くの人の声が聞けたり、東京まですぐに会いに行けたり。

人と人とをつなぐ素敵な役割も担ってくれている。

そういった良い点を残しながら、暖かい気持ち、暖かい心でいられるような技術が生まれてきてほしい。

 

最近、あまり会話をしていなくて、人と接していなくて寂しいんですよ。

そんな気持ち無いですか??

ではでは。

 

 

孤独病 寂しい日本人の正体 (集英社新書)

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