ちゃんとやれ!

「ちゃんとやる」ためのトレーニング場

電話の功罪、メールの功罪、SNSの功罪

電話

今から約140年前、かの有名なグラハム・ベルが電話の特許を取得した。

1890年には、日本で電話サービスが始まり、今となっては一人に1台の時代になった。

 

 

携帯電話の登場

僕が高校生のころ、ほとんどのクラスメイトが携帯電話を持っていた。

パケット通信が出始めたころで、端末と言えばようやく液晶画面がカラーになったぞ!という時代だ。

電話番号で送るメール、SMSも同一キャリア内でしか送れず、Eメールサービスを契約していない人もまだまだ多かった。

データ通信量が著しく増え、「パケ死」という言葉があちらこちらで聞かれた。

 

僕は友人とのコミュニケーションを「電話」に助けてもらっていた。

メール、ましてやLINEやツイッターが登場したのは、もっともっと後のことだ。

今の仕事も「電話」を使う仕事、取引先に電話を掛け、システム上の滞留案件の処理をしている。

 

 

いつの間にか電話離れ

最近の人たちに見られる「電話離れ」

電話番号の交換なんてしなくなった。

LINEのID、ツイッターのアカウントは交換するけれど、電話番号を知らない人は多い。

 

LINE通話なんていうものは、僕にとってみれば電話ではない。

電話というもの、回線交換方式が「電話」なのだ。

最近では、キャリアもVoLTEというサービスを始めたものだから、厳密には難しいが。

 

 

相手を気にするのか?

さて、そんな「電話」が最近の人たちに受け入れられなくなったのはなぜだろうか。

一つに相手の時間を束縛するという考えがあるだろう。

相手に出てもらわないといけない、逆を言えば相手の都合に振り回される。

それがLINEだったらどうだろうか。

適当なタイミングで見てもらえば、それに返事をしてもらえばいい。

お互いの時間で動いているのだ。

 

それはある意味、生活の多様性が生み出したものかもしれない。

一昔前は、みんな同じような生活をしていた。

夜に楽しむものもなければ、コンビニだって少なかった。

夜になったら寝る。

それが普通だったのだろう。

 

 

夜中でもひとりぼっちじゃない

今は夜遅くでも、誰かと会話することができる。

ひとりぼっちで起きていた人も、過去にはいたかもしれないが、それがオンラインを通じて、多くの人と繋がることができる。

 

そういう生活の多様性があるなら、LINEやメールというサービスは便利だ。

相手のことを気にしなくてもいいから。

すごくお手軽なんだけれど、これにも問題がある。

 

時間は気にしないが、返事を気にする。

既読になったら返事をくれるのかな。

朝になったら返事をくれるのかな。

そうやって、返事を気にするようになる。

返事を待っているのだ。

 

 

メールまだかなぁ症候群

メール、特にパソコンでメールをしていたころ。

僕が中学生のころだから、20年ほど前のこと。

次の日には返事がくるかなぁって待っていた。

それが携帯電話のメールが主流になり、LINEのようなメッセージアプリが主流になり。

返信までの時間、耐えられる時間がどんどん短くなっている。

 

1時間も放置したら「何やってたの??」と聞かれることもある。

相手の都合を考えなくてもいいツールだと言いながら、相手からの返事をリアルタイムで待っているのだ。

 

 

電話を選ぶべきとき

だったら電話にすればいい。

相手の時間を束縛するのは、、、と遠慮がちになる気持ちも分かるが、用件があるなら、さっさと電話をすればいい。

例えば、飲み会の誘いをするのに。

メッセージアプリだと、短めのやりとりが主流だろうから。

「飲みに行こう」

「いいよ!」

「いつが空いてる?」

「○○日か、▲▲日かな」

「じゃぁ○○日にしよう」

「どこで飲もうか」

「会社が××駅にあるから~~」

なーんてやりとりを、長々とすることがある。

 

だったら、初めから電話しておけば、その場でささっと決まるのに。

特にメールになったら、相手の返事を聞くまで、その予定を空けておかなければいけないプレッシャーがある。

 

電話で決めれば1分もかからないのに、メールだと2~3日かかることも。

 

 

どうして電話よりLINE

それは無駄だと分かっていながらも、電話できない人が多い。

やはり、電話よりも手軽なLINEやメールが良いのだろうか。

 

便利なツールにも長所と短所がある。

良いところをどんどんと使いこなせばいいだけで、固執する必要はないだろう。

 

僕は基本的にLINEは苦手だ。

返事を待たれているような気がして、別にそこまで期待されていなくても、そう感じてしまう。

そして一方的に用件を伝えたつもりになっていることも納得できない。

LINEで遅刻、欠勤の連絡をするなんて、、、と思うが、僕の勤務している部署はLINEで連絡することになっている。

送ったらOKという感覚だけにはなりたくないものだ。

それに対して、「読んだ」「理解した」というレスポンスがないと、LINEやメールは成り立たない。

 

 

相手を気にする気持ちが、押しつける気持ちへ

相手の時間やタイミングを気にして、電話よりもLINEやメール!!という気持ちも分かる。

が、それよりも言いにくいことでも一方的に「伝えた」ことにするワガママさが優先されているような気がする。

あまりにも一方的でしょ。

「送ったんだけど、見てないの??」とか言われるんだぜ。

 

ただ、電車の中や静かな場所で、相手と連絡を取りたいときには、頼もしいツールになることは間違いない。

適材適所、それぞれの目的にマッチした使い方をしていきたいもの。

 

昔、電話屋さんにいたからだろうか。

やっぱり僕は電話のほうが安心するのだけれど。

 

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