ちゃんとやれ!

「ちゃんとやる」ためのトレーニング場

自分に自信をつけるなら、まずは丸暗記から始めよう

こんにちは、スズキです。

丸暗記を楽しみませんか。

僕は「自分ができるヤツ」だと思っていたことがあります。

それなりに、まあほどほどにできるヤツだと思っていたんですね。

だから、丸暗記研修は大嫌いでした。

というか、研修そのものが嫌いでした。

 

別に、そんなことしなくてもできますから、気にしないでくださいね。

という気持ちだったんですね。

 

社会人になって3年ほどで転職をしました。

会社を辞めて、次のところで働くまでのちょっとの間、接客業でバイトをしていたんです。

飲食店だったんですけどね。

研修マニュアルがあって、その通りの研修をさせられるわけです。

開店時間の2時間前に出勤。

もちろん給料は出ました。

 

「いらっしゃいませ」の挨拶、伝票の書き方、予約電話の取り方。

どれもルールがあって、決められた通りにやらないといけない。

お店はカジュアルなお店なんですよね。

でも、店長の言うことは絶対で、研修で覚える言葉も一字一句間違えてはいけなかったんです。

まるでロボットみたいな研修でした。

 

特に電話での予約の取り方は厳しかったですね。

お客さんから聞くことは決まっているんですよ。

  1. 日時
  2. 人数
  3. 連絡先

こちらから伝えることは、店のルールを。

  1. カジュアルすぎる服装はNG
  2. 予約から30分過ぎるとキャンセルになる
  3. 混雑時の席は2時間

聞くことを聞いて、伝えることを伝える。

 

それに対して、ちゃんと台本がありました。

 

「お電話ありがとうございます、○○(店名)のスズキでございます」

---予約したいんだけれども

「ありがとうございます、いつのご予定でしょうか」

---3月1日です

「かしこまりました、何時から何名様のご予定ですか」

---21時から5名で

「予約表を確認致します、少々お待ちくださいませ」 

と続くわけです。

○○でしょうか→ですか

と言うとアウトなんですね。

そのくらい徹底的に覚えさせられました。

一字一句間違わずに、スラスラと言えるように。

 

この研修が苦痛だったんですよね。

だって社会人で3年、それも事務や営業をしていたので、電話くらいとれますよ。

そうは言っても、隣にいた大学生や留学生と一緒にこの研修を受けるんです。

 

無駄だと思いながらも、真剣に取り組んだんですね。

このくらいでへこたれてたまるか、と思いながら研修を受けたわけです。

 

その数年後、僕はホテルマンになりました。

配属されたのはレストランです。

もちろん予約の電話も受けるんですよ。

 

配属されて3日ほどたったときに予約の電話が鳴ったんです。

先輩は接客中で手が話せない。

僕に電話に出るようにと、アイコンタクトで訴えてきます。

何も分からないまま、とりあえず電話に出たんですね。

 

---お電話ありがとうございます。

---いつのご予定でございますか。

---何時から何名様のご予定でしょうか。

 

前の職場で徹底的に叩き込まれたことがスラスラと出てきたんですね。

あんなに嫌だった研修で、徹底的に覚えさせられたので、すぐには忘れません。

身体に染み付いていたんですよ。

だから、とっさの対応にも、スムーズに答えることができた。

よかったですね、本当に。

 

そこで、ハッと気がつきました。

丸暗記させられたから、言葉が出てきた。

困ることなく予約の電話を受けることができた。

ちょっとセリフは違えど、自分の経験を活かして仕事ができたわけです。

 

丸暗記で覚えるのも悪くないな。

これが大きなキッカケでした。

どこかに軸となるセリフ、手段、方法を徹底的に覚える。

そうすると、ちょっと変化を加えるだけで柔軟に対応できるんですね。

 

一般事務でも

「お電話ありがとうございます、○○(社名)のスズキでございます」

と前の会社で言うことができれば、転職しても

「お電話ありがとうございます、△△(社名)のスズキでございます」

と言えるわけです。

 

すごく当たり前のように聞こえますが、この経験の差が大事なんですね。

 

鉄板ネタのようなセリフ、基準、やり方。

それがあるだけで、自分が困らなくなる。

不安にならず、自信に変わるんです。

 

クソみたいな研修だと思ったソレが、数年後に役立った。

定型文のようなセリフを覚えることで、スムーズに対応できた。

そのお陰で、いつもより自信を持つことができた。

 

基礎の基礎かもしれません。

それを疎かにせず、まずはやりきったこと。

だからこそ、次の場面で困らなかった。

あの時の店長に感謝ですね。

 

不安なこと、苦手なことがある、自信がなくなってしまう。

もしそうであれば、丸暗記をしましょう。

例えば自己紹介で、いつもしどろもどろになってしまうなら。

自己紹介の言うことを決めて、それを丸暗記しておく。

トイレの真っ最中でも、運転しながらでも、自然と口から出てくるくらいに。

 

その小さな積み重ねをしておくことで、自信が持てる。

何にも困らないんですね。

 

丸暗記なんて馬鹿げたことだと思っていました。

別にそんなことしなくても「オレ、できるヤツだから」と思っていました。

でも、丸暗記してみたら、それはそれで強い武器になりました。

 

どこかで行き詰まっていることがあるなら、そのサイクルの中で丸暗記すること。

丸暗記によって思考回路の負担が減る。

別の大事な部分にリソースを回せる。

 

そんな効果が見込めますよ。

またバカなこと言ってるな、と思うかもしれません、僕がそうだったように。

だけど、やったらやったなりの効果があります。

 

困ったときは丸暗記。

染み付くまで丸暗記。

10年近く経ちますが、電話も取れるし、席の案内もできます。

そのくらい染み込んでしまっている。

だからこそ安心できる部分がある。

 

思考回路の負担を減らし、自信をつけてみませんか。

丸暗記オススメです。