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副業フリーランサーの飲み屋話

CYBOZU DAYSの対談で学んだ3つのこと「発信することが好き」「ツールの使い方」「理念を持て」

CYBOZU DAYS

2019年9月4日、名古屋コンベンションホールで開催されたCYBOZU DAYSに参加してきた。最後のセッションでは「モンスターへの挑戦状」というタイトルでサイボウズ社長の青野慶久さんと副社長の山田理さんの対談イベントだった。

 

15年ほど前に勤めていた会社でグループウェアの選定をしたことがあったが、その頃に名前を初めて知った。最近は、グループウエア以外のところでサイボウズ社の名前を聞くことが増えたような気がしている。

 

社長の青野さんは夫婦別姓の件でクローズアップされることが多いし、副社長の山田さんを知ったのは、ツイッターのプロフィールを新人にプロデュースされる云々が界隈で盛り上がっていたこと。

togetter.com

 

この先、僕自身が独立してフリーランスになったとき、他社や他のフリーランサーと折衝したりプロジェクトを進めていくのに便利なツールはあるだろうか、という目的が2割。

お二人の話が聞きたい!という目的が8割で会場に向かったのだ。

「行きたいイベントがあるんで」と言って有給が使える職場なので、全く不満はないのだけれど。次のことも見据えておかなければいけない。

 

モンスターへの挑戦状

製品紹介ブースでkintoneなどのツールを説明して頂いたあと、その日最後のセッションに。

それが「モンスターへの挑戦状」なのだ。

 

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ここで言うモンスターとは会社のこと。会社に支配されてしまうことへの問題提起のようなセッションである。

ちなみに社長の青野さんは、「会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。」という本を出版されている。

 

会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

 

 

その対談の中で、特にこの話が聴けて、このキッカケがもらえてよかった。と思ったことは3つ。

  • 発信することが好き
  • ツールの使い方
  • 理念を持て

この3つに出合えただけで、足を運んで本当に良かったと思った。

 

発信することが好き

青野さんの話の中で「僕は発信することが好きだから」というフレーズが出てきた。これに衝撃を受けたのだ。

僕自身が好きなことも「発信すること」だと思ったから。今まで好きなことを探してあれこれ彷徨っていたけれど、結局のところはアウトプットしたくて、発信したかった。

 

どれだけ探してもこの答えにはたどり着かなかった。大きな枠で自分自身を見ることができなかったのだろう。また、その答えに近しいものをパスしてくれるモノに出合わなかったのも事実。

 

Googleで「発信することが好き」と検索しても、その答えになるものは出てこない。「好きなことを発信する」というコンテンツしか出てこないのだ。

 

好きなことを発信して、影響力を付けよう。好きなことを発信し続けることで新しい縁がある。

と、発信することそのものは、踏み台にしかされていない。けれども、それが好きな人がいてもいいじゃないか。

 

ということだ。

まさか社長×副社長対談で、自分の好きなモノ・コトが見つかるとは思ってもみなかった。

 

ツールの使い方

ツールの使い方についてパスをくれたのは、副社長の山田さん。

「100人いたら100通りの働き方」を提唱しているサイボウズ。ということはマネージャー層は、一括りにモノゴトを考えることができないのだ。

ということは、部下と後輩と同僚と先輩と上司と密にコミュニケーションをとらないといけない。

 

そうは言っても、そんなに積極的にコミュニケーションをとる時間がないですよ。なんて声が上がってくる。

 

その中で山田さんが言っていたことは、

例えば、10年間会っていないような同級生の今日のランチを知ることができる。それはSNSなどにアップされている、それを見ている人がいるから。

そのツールを内向き(社内向き)に使えばコミュニケーションになる。

ツールの使う方向が間違っているんだよ。

というようなことを。

 

確かに、そう言われてみると、社内の人に積極的に情報発信をしているか、と言えばNOだ。それが全くできない環境なのかと言われれば、それもNOで。

プライベートではできることが、会社ではできないなんて、ちゃんちゃらおかしい話。

 

というか、同じようなことを、僕も言っていた過去を思い出した。プライベートでできることは、会社でもできるでしょ。なんて。

 

SNSを使うかどうか、そういった面は別にしても、会社となると身構えてしまったり、急に遠慮したりしがち。ツールの使い方、アシストしてくれる仕組みはたくさんあるのだから。

もっと積極的に組み立てていく必要があるんだな、と実感してしまった。

 

理念を持て

また、話の中で大事にしていることは「理念を持つこと、掲げること」だとか。

理念の無い会社はバラバラになる。もう一回理念を作り直すこと、柱をもう一回作り直すのが経営者の仕事、とも言っていた。

サイボウズの理念は「チームワークあふれる社会を創る」、これに向かって進めるかどうか、小さな規則をたくさん並べるのでは無く、向かうべき方向が理念にはある。

 

それを遠慮して、全方位外交的なことをやっていくと多くの仲間が不幸になる。

一時的に去って行く人がいたとしても、より強いチームにするには理念が大事なんだとか。

 

サイボウズ社のホームページに載っている社長挨拶が、冒頭

サイボウズの理念は「チームワークあふれる社会を創る」こと。

から始まっていることを考えても、理念は大事なのだろう。

 

僕自身の理念は何か、何に向かって進んでいるのか、そろそろ一度まとめたほうがいいんだと思う。その方向に向かって進んだとき、疎遠になってしまう人がいたとしても、それは仕方ないのかもしれない。

 

まとめ

あの有名人が話すから、パソコンの画面で見ている向こう側の人に会えるから。なんていう軽い気持ちで参加したイベントだったけれど、そのインパクトとリアルな空気にやられてしまった。

 

発信が好き、情報格差を埋めたいと言っていた社長だからこそ、伝えることにもこだわりがあるのかもしれない。話をいつまでも聞いていたくなる、そんなイベントだった。

そういったイベントに最近出合っていなかっただけに、色んな面から楽しめたCYBOZU DAYS。名古屋での開催は終わってしまったが、東京では11月、大阪では12月に開催されるとのこと。

 

改めて何か学べそうな気がしている。

 

cybozuconf.com

 

 

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

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会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

 
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