ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

ダムのはなし

ダム

水をせき止めるヤツ。

 

台風の影響で八ッ場ダムや城山ダムの話がSNSを賑わわせていた。

来年の完成に向けて、10月1日より試験的に水を貯め始めていた八ッ場ダム。2~3か月かけて水を貯める予定だったが、この台風で水位が急上昇した。

このダムが守ってくれたおかげで、下流への被害が少なかったと言われている。

 

城山ダムは相模川につながるダム。

他のダムと調整しながら、相模原市を守ってくれたのだろう。

予定より30分早めた緊急放流だったけれど流入量をみたら、30分早めた決断は間違いじゃないと、SNS上で言われていた。

 

とにかくダムの存在と、放出量を操っていた職員さんの神業なのだろう。

本当にすごい。数十年に1度の活躍かもしれないけれど、その数十年に1度を守れるなら、素敵な存在だろう。

 

ただ、ダムを造ることで、無くなってしまう街や集落もある。それらをなくしてでも必要なダムなのか、というのは、いつも言われることだ。

 

先祖代々守ってきた土地、という考え方もある。

生まれ育った場所、大切な思いもある。

こればかりは、当事者になってみないと、まったく想像もつかない。

その場所に執着がなければ、妥当な補償金をもらえれば、いつでも転居する。なんて思いもあるだろうし。

田んぼ、畑、植物など、数十年、数百年かけて育ててきた場所、という気持ちがあれば、守っていきたいと思う気持ちもわかる。

 

ダムに沈む直前、どこまで残っているのか分からない。家は取り壊すの? アスファルトは? 学校やビルは? 駅舎や線路、どこまでのものを取り壊すのだろう。

 

身近なところに、ダムや、ダム建設、住民とのあれこれがなかったから、まったく判断ができないけれど。

 

数十年単位であれこれ考えて、その大切さを知るのはいつになるか分からないけれど。ダムのおかげで助かった人がたくさんいて、我慢した人もたくさんいたんだろうな。

 

スケールが違いすぎて、簡単には頭が追い付かないみたい。