ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

「準備しない」という準備のしかた

準備不足によって、どれだけ苦しめられたことだろうか。

準備不足によって、時間やコストが余分にかかり、期待していた結果が得られなかったこともある。

 

前日にやっておけば、スムーズな1日が過ごせたのに。

そんな気持ちでいっぱいになるのだ。

 

準備不足に悩まされるから、準備をする。いくつかの手順を想定したり、必要なものを用意したり。

何事もスムーズにできるために、しっかりと準備をする。

 

というのは、当たり前のように聞こえるけれど、それが全てなのだろうか。

準備しないという選択肢も残されているのだ。

 

新しくウェブサイトを作るプロジェクトに参加している。最初から最後までの枠が決まってしまった。そこから細分化して落とし込むのだけど。

 

細分化された中では、面白さが見つけ出しにくい。それは、やることが決まっているから。何をやったらいいか分かるし、何を用意したらいいか分かるから、面白さがない。

 

スムーズに物事が進むように準備したのに、スムーズに行くことがストレスになってくる。

型にはまったやり方を続けていくだけなのだ。

 

自分が引いたスケジュールだとしても、そこにはワクワクもドキドキもなくなってしまったので、面白みがない。

準備することが、足かせになってしまった。

 

準備しすぎるから上手くいくこと、準備しすぎるから面白くなくなること。

同じ「準備」だとしても、どちらにも転んでしまう。

 

たまには「準備しない」といった選択も必要なのだろう。

 

 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

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