決して驕っているわけではなく、たまにはしゃがんでみてもいいかなって
目線の高さが変わるだけで、周囲の印象はうんと変わる。
それは写真を撮るときにずいぶんと経験した。
たまに地面に寝そべってみたり、座った位置からシャッターを押してみたり。
自分の目の高さが160cmの位置だとしたら、100cmのものを見るときは見下ろしている格好になる。自分の目の高さが50cmだったら、見上げている格好になる。
同じものでも、見下ろしたカタチと、見上げたカタチは違うのだ。
印象も違うし、サイズ感も違う。光の具合も違う。
子どものときに見ていたものが、大人になってからは見えなくなる。
目線の高さを変えるというのは、それくらいインパクトがある。
しゃがむ動作が面倒になってくると、目線を変えるためにしゃがもうとは思わない。
しゃがまなくなって、同じものが見えるのだから。と思ってしまう。
同じものでも、目線によって見え方が違うのに。
子どもに話しかけるときに、ちゃんとしゃがめているだろうか。同じ目線になっているだろうな。
ペットに話しかけるとき、座っている人に話しかけるとき。
目線を同じ位置にできているだろうか。
ただそれだけ、ただしゃがむだけでいいのに、それができないのはなぜだろう。
見えているモノは同じでも、見え方はずいぶんと違うもの。
新しい一面に気付けるように。少ししゃがんでみるのも悪くない。
頭が凝り固まらないうちに、目線を変えてみよう。