ちゃんとやれ!

「ちゃんとやる」ためのトレーニング場

本音と建前、「一度コンセントから抜いてみてください」と言われたとき

電化製品が壊れてしまって、サポートダイヤルに電話をすると。

 

「一度コンセントを抜いてみてください」

 

と言われる。

それはどういう意味なのか。

 

電化製品の中には電気をためておける部品が入っており、それらを放電させる必要がある。

オールリセットするような感じで。

だから「コンセントを抜いてください」とお願いすることがある。

 

それ以外にもう一つ、「コンセントを抜いてください」と言う理由がある。

 

まさかと思うが、電化製品が動かない理由のひとつに、電源プラグがコンセントに刺さっていないことがあるからだ。

 

プラグを差し込み忘れたり、何かの拍子にコンセントから抜けていると、当たり前だが電化製品は動かない。

コンセントから抜けていることに気付いてもらうように「一度コンセントから抜いてみてください」と言う。

 

電化製品が壊れて使えないことに怒っているお客さん。

 

「ちゃんとコンセントに刺さってますか???」なんて聞こうものなら大炎上してしまう。

 

それをいかに、どれだけ丁寧な状況でお客さんに伝えるか。

「大変恐縮ですが、、、、」とか「そんなことはないと思いますが、、、、」と言うこともあるかもしれないが。

 

それよりも気付かぬフリをして、「お手数ですが一度コンセントから抜いて、差し込みなおしてください」

 

と言われれば、お客さん自身に気付いてもらえる。

仮にコンセントに刺さっていないことが原因だったとしても、「差し込みなおしたら動くようになったよ」とお客さんが言うことで、お客さんの面子を保つことができる。

 

ちょっとした言葉の選び方で、トラブルが平和に終わることもある。

 

本音と建前で話をすること、何でもストレートに言わないことも、一つの術かもしれない。

「一度コンセントから抜いてみてください」というお願いではあるが、本当に求めているのはそれだけじゃないということ。

 

本音、建前、相手の気持ち。

バランスよく、そして相手をいい気分にさせてあげられるくらいの余裕が欲しいですね。