ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

「とりあえず」をそのままにしないこと

やまもとりゅうけんさんのツイートで、気になるものがありましたので。

自分なりに噛み砕いてみようと思いました。

 

 

すごく納得できるツイートなんですけど、受け取り方を誤ると全く違う印象になるんだろうなーと。

 

僕がこの中で一番大事だと思うフレーズは「とりあえず」なんですよ。

 

社会経験としてサラリーマンになることは無駄ではない。

フリーランスとして働いたり、起業したりする先にある取引先は法人であることも多い。

 

ということは、その法人の中身を知ることができる。

発注の流れ、社内の意思決定スキーム、モノゴトが判断されるまでの期間、などなど。

 

もしくはそれまでに出会えなかった優秀な仲間を見つけられる。

会社という組織が優秀な人材を集めてくれる。

 

体力のある会社だと最新の設備に触れられる。

また旧システムから学ぶこともできる。

 

会社という組織から学べることってたくさんあるんですよ。

だから社会経験としてサラリーマンになることは、僕は大賛成なんです。

でも、その気持ちが「とりあえず」だったら。

 

少し会社、サラリーマンを離れて考えてみると。

「とりあえずやっておけばいいじゃん」と言われることも多々あります。

 

新しい趣味を始めようと思っている人に。

こだわりの無いものを買おうとしている人に。

「とりあえずそれでいいじゃん」と言う人がいるし僕も言う。

 

「とりあえず」は悪いことなのだろうか。

 

何かを始める"キッカケ"にとりあえずを使うのはいいことだと思っている。

始めの一歩はどうしても重くなるから、背中を押す意味でも「とりあえず」は重要だ。

 

ただ、継続するにあたって「とりあえず」は無駄。

せっかく得られる情報をシャットアウトしてしまう、そして何も成長しない。

真剣ではないから、インプットの量も精度も落ちてしまう。

 

とりあえず英会話スクールに通ってみた。

通うなかで、「とりあえず」が変化しなければ、マッチしていないのだ。

 

「初回無料、2ヶ月目から月会費が発生します」

 

を受け入れられるかどうか。

無料だったら使ってもいいけど、、、、というのは「とりあえず」

お金を払っても使いたい!!!というのは「とりあえず」から脱出した状態。

 

先の話とまとめると。

 

「とりあえずサラリーマンになっておこう」はアリだとしても、「とりあえず3年はサラリーマン」はナシ。

社会経験をするから、と斜に構えてしまうことで、得られるものも得られなくなる。

本当に修行でサラリーマンをするのであれば「今は全力でサラリーマン」になるだろう。

 

その本気さがあれば「とりあえず」とは言わないわけで。

独立起業する前にサラリーマンであることは、非常に意味のあることだと思っている。

それゆえに、もしサラリーマンをするのであれば、たくさんのことを吸収したほうがいい。

 

同期の誰よりもサラリーマンらしく、目立つ存在でいたほうがいい。

そうでなければ、りゅうけん氏のいう通り"時間の無駄"になるだろう。

 

 

「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1)

「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1)