ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

文面から読み取らなきゃいけないコト

おはようございます、スズキです。

4月も半分が過ぎましたね。

 

スーパーでの話

この前、スーパーに行ったときのこと。

魚屋さんの前でこんな会話が聞こえてきました。

 

小綺麗な奥さま「このカツオ、美味しいの?」

頑固な魚屋の大将「うちには、まずいもんは無いよ」

 

この会話、どうでしょうか。

 

考えてみる

奥様寄りの意見

魚屋さん、そんな言い方しなくてもいいのに。

そういう意味で聞いているんじゃないわ。

 

魚屋さん寄りの意見

「美味しい」って聞き方は何が言いたいんだろう。

ウチの店にイチャモンつけにくるのかな。

 

 

そんな大した話じゃない

この会話、良くある話じゃないでしょうか。

でも、皆さんの頭の中には、色んな「奥様」と色んな「大将」が出てきたと思います。

また、奥様と大将の関係も気になるところです。

 

毎日お買い物に来ている奥様であれば、「こんにちは」程度の挨拶にしか過ぎません。

魚屋の大将も、続きの質問があるはずです。

どうやって調理するのか、何人で食べるのか、合わせる料理はあるか。

 

ノリツッコミじゃないけど、言葉を無理矢理ストレートに受け取って、直球で返すパターンもありかと思います。

 

 

これが初対面だったら

仮にこれが初対面だとしましょう。

あまりにもセンスのない会話ですよね。

質問の意図がはっきりしないし、返答も的を射ていない。

お互いに嫌な気分になるパターンです。

 

笑顔で、冗談で、こういうことを言い合える仲であればいいけれど、そうじゃなければ気取ったババァと、頑固ジジィのつまらん会話です。

 

 

これ、わからんよ

で、何が言いたいかというと、この2文だけじゃ分からないんですよ。

二人の関係性や、テンションや、周りの人の受け止め方が。

二人で冗談を言い合っているような仲だったよ、と言えば、大阪のおっちゃんみたいな人なのかな、と思ったりもします。

 

ただ、そこまで丁寧に書いてあることは少なく、自分の中で想像しなきゃいけないし、答え合わせもしなきゃいけない。

意外と「読むこと」は大変なのです。

 

 

特にブログにおいて

特にブログにおいては、しっかりじっくり読まれることは少ないでしょう。

もちろん明確な方向性と、有益なネタがたくさんあるブログは別かもしれませんが、サラサラっと読まれることが多いような気がしますし、僕は考えに考えて読むタイプではありません。

 

だからこそ、一つ一つの言葉の選び方、その場の風景の見せ方などに、もっと力を入れるべきだと思いますし、誤解を生まないようにしなければならないでしょう。

 

 

圧倒的に情報量が少ないからこそ

 会話、映像に比べ、文字情報というのは圧倒的に情報量が少ないです。

だからこそ、「創造性」だとか「のめり込みやすさ」があるんですけど、文章の流れや組み立て方を間違えると、誤解しか産みません。

そういう意味でブログは楽しいけど怖い。

読んでくれる人に、ある程度の裁量を委ねているので、間違った解釈もたくさんでてきます。

だからといって、こと細かく説明すると面倒だし読みにくくなってしまう。

その一つ一つに書かれていることを、もう少し真剣に読んでいきたいと思うし、書き手になるときは言葉をもっと吟味していく必要があるんだろう。

 

ワールドワイドに自分の意見が発信されていることを忘れずに、クオリティ高いものを作っていきたいと思う。

ではでは。

 

 

ことばから誤解が生まれる - 「伝わらない日本語」見本帳 (中公新書ラクレ)

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