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岩下修先生に学ぶ作文の書き方(後)

こんばんわ、スズキです。

昨日に引き続き作文の話。

 

hatena.aco-gale.com

ご紹介した小学生の作文、リズム感、想像させる内容、本当にいい作文です。

 

「いつか乗りたいE5系と500系」

 

 ぼくは鉄道が好きだ。其の中でも特に新幹線が好きだ。では、ぼくの好きな新幹線車両を二両あげる。 

 

 一両目は、主に東北地方で「はやぶさ」として使われているE5系だ。緑に赤色のラインが入ったE5系。それは、鉄道が好きでなくてもかっこいいと思うだろう。そして何よりすごいと思うのは最高時速だ。三百二十キロ。初代新幹線0系は二百二十キロ。今主力のN700系でさえ三百キロだ。これでE5系の早さがわかるだろう。

 

 もう一つは500系だ。カワセミのようなノーズをもった500系。そして丸みをおびたボディ。日本で初めて、いや世界で始めて時速三百キロを出したのはこの車両だ。いまでこそTGVにぬかされてしまったが、車両高速化の火付け役は500系だろう。

 

 二両とも京都駅で見ることができない車両だ。この二両に、いつかのってみたいと思う。

 

この作文、本当に素敵だ。

さて、岩下修先生の作文の書き方とは、どんなものなのか。

 

 

岩下修先生

名進研小学校国語科顧問教諭、立命館小学校国語教育アドバイザー。

有名な著書に「AさせたいならBと言え」がある。

AさせたいならBと言え (教育新書)

AさせたいならBと言え (教育新書)

 

国語の先生界隈では、非常に有名な先生とのこと。

特に音読の指導も素晴らしいとのこと。

昨年は「詩の音読」の授業を受けました。

 

 

作文の書き方とは

作文ができないのは、型が決まっていないからだ、と先生は言う。

文章の型といえば「起承転結」しかしらないぞ。

それでもいいらしいが、小学生には難しい。

というわけで、こんな書き方を習ってきた。

これは「説明的作文」の書き方だそうだ。

 

 

作文の型

作文のフォーマットは次の通り

  1. はじめ
  2. なか1
  3. なか2
  4. まとめ
  5. 最後に題名を

ただこれだけのこと。

 

はじめ

「はじめ」には、何を書くか、簡潔にまとめるとよい。

これからこんなことを書くよという感じで。

僕は○○が好きだ。

こんなところが好きなんだ。

今日はその中から2つの○○を紹介しよう。

という感じだそうだ。

 

 

なか1

先に挙げたものを書くだけ。

一つ目は~~というような書き方で、1文目は短く、ずばっと。

一つ目は○○だ。

あとに続けるのは、大きさや形、色や様子、思い出や気になっていることを書く。

 

 

なか2

これも、なか1と同じように書くだけ。

もちろん書き出しは「二つ目は~~」と書くだけ。

 

その二つ目について、色々と説明してみる。

 

 

まとめ

まとめは「なか1」と「なか2」の共通点や、それを見て思うこと、感じることを書く。

難しいなぁと思うかもしれないけど、「なか1」と「なか2」を書いたあとだ。

頭の中には、好きなモノの世界が広がっているから、意外と簡単だったりする。

 

 

さいごに題名

最後に、まとめを書いたあとに「まとめ」の言葉を使ってみたりしながら、題名を書く。

これでいっちょあがりです。

 

 

ざくっとまとめると、

  • これからこんなことを書くぜ、2つの好きなモノ紹介するぜ
  • 1つ目はこれだぜ、大きさ、色、形、匂い、特徴はこんなんだぜ
  • 2つ目はこれだぜ、こんな特徴があるんだぜ
  • この2つ、めっちゃいいやろ、そうやろ、めっちゃ好きやねん
  • だから、こんな題名にしてやるか。

といった感じでした。

 

これを意識して、改めて前述の作文を読んでほしい。

 

題名

「いつか乗りたいE5系と500系」

 

はじめ

ぼくは鉄道が好きだ。其の中でも特に新幹線が好きだ。では、ぼくの好きな新幹線車両を二両あげる。

 

なか1

  一両目は、主に東北地方で「はやぶさ」として使われているE5系だ。緑に赤色のラインが入ったE5系。それは、鉄道が好きでなくてもかっこいいと思うだろ う。そして何よりすごいと思うのは最高時速だ。三百二十キロ。初代新幹線0系は二百二十キロ。今主力のN700系でさえ三百キロだ。これでE5系の早さが わかるだろう。

 

なか2

 もう一つは500系だ。カワセミのようなノーズをもった500系。そして丸みをおびたボディ。日本で初めて、いや世界で始めて時速三百キロを出したのはこの車両だ。いまでこそTGVにぬかされてしまったが、車両高速化の火付け役は500系だろう。

 

まとめ

 二両とも京都駅で見ることができない車両だ。この二両に、いつかのってみたいと思う。

 

 

 

この型を守れば、300~400文字の作文はすぐにでも書けるとのことです。

まずは、これで僕も特訓してみます。

次のステップは「物語的作文」の書き方というのがあるそうで。

 

そちらのほうが、ブロガーにはピッタリとのこと。

まずは、作文を書けるようにしよう。

 

 

スラスラ書ける作文マジック入門編: 作文の神様が教える (eduコミユニケーションMOOK)
 
作文天国小学低学年1・2・3年生―なぞりがきコース

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