こんばんわ、スズキです。
やばいやばい、急がないと間に合わない。
— スズキ (@acogale) 2016年8月5日
今日は #タクシーの日 pic.twitter.com/gTSZYQp6Xe
末松安晴先生の「光通信と情報・通信技術文明」の授業。岐阜サマー・サイエンス・スクールにて。時代は変わったなぁと。17年ぶりですから。#GSSS pic.twitter.com/7SQ92OEnWf
— スズキ (@acogale) 2016年8月5日
今回は「情報を伝える」ということで、通信の話をするのかと思いきや、聖書の話から。
昔の聖書は手書きだった。
その手書きの聖書はいくらくらいするでしょうか。
というクイズから始まる。
なんと、手書きの聖書1冊で家が買えるという。
それが15世紀頃になると、グーテンベルクの聖書という活版印刷を用いた聖書に変わるのだ。
この聖書は小型自動車1台分くらいのお値段だったそうで。
モノを伝えるということは、コストがかかるんだ!!ということから始まりました。
そこから通信の話になるのですが一番の驚きは「どうして光で通信をするのか」といったこと。
電波(マイクロウェーブ)での通信と、光を使った通信では、1万倍の差があるということ。
説明を聞けば納得なんですが、そこまで深く考えたことは無かった。
波長が短くなると、単位時間あたりのサイクル(山の数)が増える。
ということは、情報がより多く送れるから光のほうが大容量通信ができる。
らしいです。
そんな光通信をキッカケに、レーザーの仕組みや、光ファイバーの太さは125ミクロンなど、ワクワクする話が盛りだくさんでした。
動的単一モード半導体レーザーや、位相シフト分布反射器レーザーなど、かっこいい名前もたくさんでてきましたね。
最後に伝送容量の話が出てきました。
簡単に言うならば、通信のデータ容量ってことです。
その通信できるデータ容量が増えてくる。
増加するとどうなるか、伝送コストが下がる。
伝送コストが下がることによって、ネットビジネスが活発になったり、通信を使ったモノがどんどん増えてくる。
そういったモノが普及すれば、世の中の仕組みも変わっていくんだよ。
とお話頂きました。
通信というものは、「人」と「人」をつなぐものだった。
それが、これからの時代は「モノ」と「モノ」をつなぐものになる。
IoTと呼ばれるものだ。
IoTになるのも、伝送容量が増え、伝送コストが下がったから。
その背景には高精度なレーザー発信機ができたり、高純度の光ファイバーができたりと。
そういった技術の一端を担ってきた先生の話が聞けたことは非常にいい刺激になりましたね。
学ぶこと、インプットすること、アウトプットすること。
いくつになっても、この流れは大事だと感じています。
当たり前のように使っている「光ファイバー通信」
そういった知識を深めるのも、それを書くことも、僕には楽しい時間でした。
貴重な機会をどうもありがとうございました。
- 作者: 末松安晴,電子情報通信学会
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