僕の中で、この文章が盛り上がっている。
お笑い芸人キングコングの西野さん。
11月3日~11月30日に東京都渋谷区神宮前の「SEZON ART GALLERY 1F」にて、
にしのあきひろ『えんとつ町のプペル展』
が開催されています。
この個展を、クラウドファウンディングで資金調達をし、入場無料で開催されているそうです。
クラウドファンディング(CrowdFunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、不特定多数の人から出資をしてもらうこと
キャンプファイヤーというクラウドファウンディングサービスで、6,257人から4,600万円の支援を集めたことでも話題になっていました。
そんな西野さん、ツイッターでも炎上するこが多く、好き嫌いが分かれるでしょう。
僕はあまり気にしていなかった。
以前から絵が素敵、特にボールペンで描いた絵が素敵だなぁと。
芸人としても、名前を知っているだけで、そんなに興味が無かったわけです。
だから「好き」とも「嫌い」とも思わなかった。
ただ、クラウドファウンディングのことは知っていたので、素敵な個展をするのかぁと。
それからちょっとだけチェックするようになった。
というときに発見した前述のFacebookの投稿。
『えんとつ町のプペル展』初日。
14時に会場に行ったのだが、まぁ、散々だった。混雑した時の為に、会場の入り口に、銀行や「みどりの窓口」などで見られるポール&ロープが設置されていたんだけれど、んなもん、混雑した時に設置すればいい。
せっかく時間とお金をかけて入り口正面の美術を作り込んだのに、ものの見事に撮影スポットをブチ壊している。
「ここ、撮りたい!」と思わせて、Instagramにアップさせて、バズらせようという発想が、脳ミソに1ミリも搭載されていない。接客は0点。
スタッフは偉そうに腕を組んで、まるで見張り番のようにお客さんを睨む。
忙しいのかテンパってるのか知らねーけど、お客さんの前で、キッチリと忙しい顔を、テンパっている顔を晒しているスタッフもいる。
僕は分かるけれど、お客さんからするとスタッフの都合なんて、知ったこっちゃねーよ。会場には音楽を流しておくように伝えたんだけれど、まるで流れていない。
ただ、壁に絵を飾って、ただ、お客さんに見させている。
その接客には体温のカケラもない。
「徹底的に楽しませてやるぞ」という気概がない。でも、これは監督不行き届きで、僕のミスだ。
なんとしてでも開場前に現場に着いておくべきだった。
あとは、「なんとしてでも面白くしてやろう!」とスタッフに思わせることができていない僕の魅力不足だ。
~中略~
だから、もっと純粋に、
目の前の人を楽しませた方がいいし、
困っている人がいたら助けてあげた方がいい。
とにかく目の前にいる人を幸せにして、
そして、顔を覚えてもらった方がいい。
必ず返ってくるから。
書き方はどうであれ、久しぶりに心に響く言葉だった。
作者の意図はどこまで反映しているのだろう。
結局のところ、自分本位になるのだろうか。
やっぱり熱い人は苦手なんだけれど、そういった熱い人にはスゴく惹かれるわけで。
僕自身「周りの人を楽しませたい」的なことをずっとずっとベースにしてきたわけだけど、まだまだ上の人がいるんですよ。
もっと純粋に楽しませたいと強く思えばいいのだろうか。
でも、大人になると、僕が大人になっていけばいくほど、それが難しい。
打算的な考えや、不純なものがたくさん混じってくる。
飼い犬みたいにね、しっぽがちぎれるくらいにアピールして、表現すればいいのだけれど。
と思うと、僕が下半期に決めたことは、どこまでできているのだろうか。
下半期の目標
— スズキ@追い風ビュンビュン (@acogale) 2016年9月27日
「人より多く笑い、泣き、怒り、悲しむ」こと。
それを「誰彼かまわず話す」こと。
BRUTUS編集長の西田善太氏の言葉。
2016年度、残りはこれで攻める。
これが僕の下半期の目標。
この気持ちって、西野さんの気持ちにも通じるものがあるんだろうな。
もっと「伝えたい」と強く思うことが大事。
本当に、相手に伝えたいと思うなら「伝えたい」気持ちをしっかり持つことが大事。
BRUTUS編集長の西田氏に目標をもらい、キングコングの西野氏に気付きをもらう。
絶対に何かを感じ取っている気がする。
それを、もっといろんな人に伝えていこうということか。
「ある事柄」にどんどん執着して、本質や訴えているものを吸収したいし、それをばらまいていきたい。
適当に過ごしていても、無難に過ぎ去るんですよ、いろんなことが。
それでもいいかなぁって、いつの間にか甘えてしまう。
強い信念はどこにいってしまったんだろうか。
まぁなんとかなる、というのも一種のスキルかもしれないけど。
それだけじゃないという気持ちを早く呼び起こさないと。
早くステップアップしたいんだよ。
まずは、えんとつ町のプペル展に行くしかない。