小学校の頃、こんなクラスメイトはいなかっただろうか。
イラストが好きで自作漫画を描いていた人。
小説が好きで自分で物語を書いていた人。
クラスに数人は、そういった人がいたように思う。
どちらかというとオタッキーで、陰キャラだったように感じる。
そういうクラスメイトが
「オレは将来、漫画家になるんだ!!! 手塚治虫になるんだ!!!」
と言っていたとき、心から応援できただろうか。
「そんなの無理に決まってるじゃん」
「あんたの漫画なんて面白くないわよ」
なーんてことがなかっただろうか。
本題へ
小学生なら教室での回し読み程度かもしれない。
大学生くらいになると、コミケとかに行けるようになる。
同人誌デビューだ。
自分で漫画を描いている、小説を書いている。
コミケでそれを販売する。
20部なのか50部なのか、それ以上なのか。
コミケで同人誌を売ると、売り切れるようになる。
別に学生でなくても、そういった世界はあるだろう。
漫画やイラストが得意な人、文章が得意な人。
そういう人たちが楽しめる場があってもいいと思う。
そういう人たちは、そういう比較的閉ざされた世界で楽しんでいたのではないだろうか。
僕はコミケに行ったこともないし、同人誌を買ったことがない。
そういった世界には無縁だったわけだ。
「オタクってさーー」なんて言いながら、あまり近づかなかったし。
もっと本題へ
さて、それがブログになったらどうだろうか。
僕は「ブログ」ってのは、もっと気持ち悪いものだと思っている。
「趣味がブログ」だったとしたら、それはオタッキーの仲間入りなのだ。
ブログをやっている人は、もっと選ばれた人(優秀とかそういう意味でなく)の趣味。
オタッキーが楽しめる特権のようなものだと思っていた。
ゆとりずむのらくからちゃ氏のこのつぶやき。
welq騒動みてると、いつからネットは『騙される側』から『騙す側』が悪いことになったんだろうと思う。
— らくからちゃ (@lacucaracha) 2016年11月27日
学校では『ネットに書いて有ることは基本的に嘘だと思ったほうがいい』と言われ、『嘘を嘘と見抜けない人は(略)』と聞かされて育ってきた身としては世の移り変わりについていけてない感。
確かに、確かにそういえば、昔とは世界が大きく変わっていると気付かせてもらったのだ。
いつの間にかネットとリアルの距離が近づいていた。
— スズキ@追い風ビュンビュン (@acogale) 2016年11月28日
昔はもっと別の世界のような気がしてた。
スゴく危険な香りもプンプンしてた。
ネットは、ネットでしかないんだけど、こんなに近くていいのだろうか。
もっとキモくて、オタッキーな世界なのだと思ってるのだが。
古い考えとか、そういうことではなく、ネットというのは、オタクの嗜みだったのだ。
いつの間にか、一般開放され、いつの間にか「ブログ」がメディアらしくなり。
でも、僕の中では、ブログも、同人誌も、漫画クラブの漫画も、同じような括り。
本題の本題
だからいわタワーのいわた氏が叩かれるのもよく分かる。
ブログを楽しんでいる側、ブログで収益を上げている側から見れば、なんてことない記事なんだろうけど。
僕が思う中の「一般的」で考えると、 「大丈夫かい??」と思ってしまう。
これは僕がブログをやっていなかったとしたら、そう思うだろう。
同人誌を売っているオタッキーな人たちが、胸を張って「これで食っていきます!!」と言ったところで、「無理に決まってんじゃん」と思ってしまう。
その程度の認識なんだよ「ブログ」ってーのは。
別にいわた氏がどうこうとか、ブロガーがどうこうではなく。
ブログにどっぷりハマっていない人からすれば、ブログ飯ってのは
テストで100点取ったから東大行ける
徒競走で学年1番だったからオリンピックに出られる。
美術展で金賞をもらったから画家になる。
みたいなものなのかもしれない。
その他にも、働き方、マインド、そういったものがあると思っているが。
それはまた、別の機会に。