こんにちわ、スズキ(@acogale)です。
電車を待っているときや、電車に乗っているとき。
どんなことに注意しますか。
自分自身のことを考えてみると、ポスターやチラシを見ていることが多いです。
催し物のポスターから、遊びに行く場所を決めたり、週刊誌の話題を集めたり。
デザインに興味があることも含めて、ポスターやチラシを見るのは飽きません。
最近びっくりしたのは、小林製薬のハナノア。
電車のドアに貼ってあった広告、3度見しました。
鼻の奥まで洗い流してる感は充分に伝わってくるのですが。
モデルさんもすげーと思いながら。
こういった「商品に興味をもってもらう」広告がある一方で、いまいちすぎるポスターもあるわけです。
それがこちらのポスター。
JR川崎駅の東海道線ホームに掲出してあったポスター。
「サービス品質よくするプロジェクト」のポスターだそうだ。
15両編成の11両目の近くに掲出してあったと記憶している。
利用者が「グリーン車はどこ?」と聞いたことに対して「4号車と5号車です」とJR側が答えているのだと考えた。
間違いじゃないんです、その通りで東海道線のグリーン車は4号車と5号車なんですよ。
でもね、この回答って、不親切だと思いませんか。
普通ならいいんだけど
このポスターの意味の一つに「サービス品質よくするプロジェクト」の宣伝、こんなことやってますよーという周知があるんですよ。
そう考えたときに、このマニュアルのような回答というのはマッチしているのか。
ということを思うわけです。
もっと丁寧な、品質高い回答、案内をしてもいいのじゃないかと。
グリーン車は?? と問いかけていることから、グリーン車の説明は省いてもいいのかもしれません。
が、料金は〇〇円です。とか、グリーン券を駅で事前に購入するとお値打ちですよ、とか。
そういう説明はいらないの???
グリーン車はどこ?と聞く人の中で、4号車、5号車の場所が正確にわかる人ってどれくらいいるの??
150mほど後方が4号車、5号車です。とか。
そういうことは必要ないの???
と思ってしまったわけです。
普通のポスターならいいんですよ、普通のポスターなら。
品質が良くなるポスターには、ほど遠いような気がしましてね。
セールス系の話をすると、ドリルの刃の話題がでてくることが多いです。
お客さんは「ドリルの刃が欲しい」のではなく、「穴が欲しい」のだと。
この場合も、お客さんは〇号車を知りたいのかどうか、と冷静に考えなければいけない。
「どこですか」と聞かれて「〇号車です」という回答は、その回答だけをピックアップしてもすれ違っているような気がします。
全てがチグハグな感じがしまして。
残念なポスターだなぁと思ってしまいました。
ただ、往々にして会話のすれ違い、意識のすれ違いというものは発生します。
その点は、僕自身も肝に銘じなければなりません。