こんにちわ、スズキ(@acogale)です。
会社員ブロガーやってます。
この「ちゃんとやれ!」というブログと、シュミカコというブログを主に運営しています。
文房具が好きなスズキは、好んで買うノートがあります。
アピカの紳士ノート。
万年筆の書き心地が良くて、ずっとこのノートを使っています。
このノートは方眼なんですね。
5mm方眼なので、図も書きやすい。
ということで、書いてみました、サイコロみたいな図を。
さいころのカタチ
算数の時間、数学の時間、物理の時間。
何も考えずに、サイコロや箱のカタチはこうやって書いてきたんですね。
ある日、全く違う場所で言われたことは「パースが狂っている」ということ。
意味がよく分からなかった。
が、何かが狂っているらしい。
このさいころ(のような)カタチは、さいころじゃないという。
パースって何??
パースとは
遠近法、遠近図法、完成図面
のことだ。
さいころの絵を見て「パースが狂っている」というのは、「遠近図法を無視してるぞ」というような意味だろう。
さて、本当のさいころというのは、どんなカタチなのだろうか。
消失点
パースを描く上で一つポイントがあるなら、それは「消失点」
すごく、すごく簡単に言うと、最後の最後のほうで消える点のこと。
線路の上に立った時に、直線道路を見た時に、最後の最後は点になってしまう。
その点が気になって、線路に立ち入らないようにね。
ちょうど下の写真でいう赤丸の点だ。
おおよそ風景やデザイン、カタチあるものを描くと、その消失点が、1~3個あるのだ。
それ以上あることもあるが、それは専門の人に任せよう。
その消失点が1つのものを、一点透視、2つのものを2点透視という。
今回は、その2つを紹介したい。
パースが狂ったものを
これが方眼紙に書いたさいころ。
表現したいことはわかるのだが、これは失格。
この図の右奥の方に消失点を置いてみたらどうだろうか。
一点透視
奥行きのとりかたが難しいので、完全な立方体ではない。
直方体として見てほしい。
上の面と、この図でいう右の面。
そこが平行四辺形じゃなくなる。
台形になるのだ。
この消失点と、補助線さえうまく使えれば、電車を描くこともできそうだ。
二点透視
これは消失点を2つ用意したもの。
そこから伸ばした補助線に合わせて箱を描いた。
左右対称に描いてみたが、別に左右対称でなくても成り立つ。
よくあるサイコロの絵、
正面に角が来ていたきもする。
これで、随分とサイコロっぽくなった。
ちょっと見上げてみよう
この消失点や、目線をちょっと変えると、見上げたような、でっかい箱ができる。
これはこれで、ビルのような建物になるのだろう。
線にあわせて窓でも書いてみようか。
何気なくやっていた作図
適当に、本当に適当にやっていたのだ。
サイコロを、箱をまったく観察していなかった。
頭の中だけで、適当に書いていた。
そういう意味では、頭の補正効果というのはスゴい。
でも、そうじゃない。
見たモノを、できるだけそのままのカタチで取り込みたい。
変な補正をかけずに、変なフィルターをかけずに。
消失点を決める描き方。
これは、デッサン、デザインの世界では本当に当たり前のこと。
それを知らないと、パースの狂った気持ち悪い絵になる。
でも、初めに描いたような方眼紙に合わせたような図を描きがち。
昔からそうやって描いてきたし、誰も注意しなかったから。
先入観を捨てて、何事もしっかりと見ないと、しっかりと向き合わないといけないのだ。
感覚、視覚、聴覚、嗅覚、五感をしっかり働かせて。
アンテナをビンビンにして、周りを眺めたい。
ちなみに今回の図は、パワーポイントで描き、スクリーンショットでコピーしたもの。