周囲から見れば、うまく回っているような案件でも、その担当者になると事故ばかり起きているものは多々ある。
通常の運用フローではなく、無理矢理お願いしたり、ショートカットしたり、そんな荒技でなんとか回っていることがある。
全てがギリギリになるため、確認漏れが発生し、クレームにつながることもあり、そのフォローも、と悪循環だ。
特に運用系の仕事であれば、どんどん負荷を下げていかなければいけない。
いざというときのためにバッファを残しておくこと、急な対応に慌てないようにすること。
もっと言えば、急な対応にならないように、こまめに確認をしたり、相手と合意をとったり、3歩先のことまでフォローしたり。
モノゴトの手前で頑張る癖をつけておきたいのだ。
そうすると、自分の時間やリソースが必要になってくる。
100%で動いているなんてことは無理で、もっともっとバッファが必要になる。
僕が目指しているのは7割のバッファ、3割の業務。
目の前の仕事をがむしゃらにこなすのは3割で充分だと思うのだ。
その他の時間は準備に後片付けに、運用改善、仕様書の改訂などなど、付随業務に充てたいもの。
誰かが休んだときのフォローも必要だし、事故が発生したときのフォローも必要。
何も無ければ、クオリティ高く業務が終わるだけのこと。
新商品の導入や、大幅なアップデートなど、ここで勝負というときは100%を超えるパワーを注ぐのだけど、日常的にそうなってはいけない。
どれだけクオリティを維持して、楽にいられるか、サボることができるかが、腕の見せ所だと思う。
フォーマットを統一させたり、手順を見直したり。
そういったことに時間を割いて、負担を減らしたいもの。
頑張るなんてことは不要で、一定のスピードで、一定のクオリティを担保しつつ、負荷を軽減していくことが重要なのだと思っている。