早いことは価値だけど、早ければいいというものじゃない。
東京から名古屋まで、のぞみ号だと1時間40分、こだま号だと2時間40分。
料金はほとんど変わらないため、のぞみ号を選びがちだし、当たり前のようにのぞみ号を使う。
強いて言えば、事前に予定が分かっているときは、こだま号のグリーン車がお値打ちに乗れるので、それを使うこともあるけれど。
新幹線の移動中は、ただただ移動中という人もいれば、本を読みたい人や動画を見たい人、パソコンを使いたい人、一眠りしたい人などなど、目的は様々だ。
目的地に到着する以外に、車内での過ごし方にもよるところがある。
そのときに、1時間40分がマッチする人と、2時間40分がマッチする人がいるということ。
もちろん早いほうが価値はあると思うが、ちょっと早すぎるというのもある。
空いているこだま号に乗ることができたので、快適に、周囲のことを気にすることなく作業できるのは、僕にはぴったりの時間だった。
時間以外にも、空いている、混んでいるなんていう判断も必要だけれど。
少しばかり時間が掛かるけれど、やりたいことがたっぷりできるのも充分な価値。
早いことだけに目を向けず、自分にあったものを使っていこうと思うのだけど。