名探偵コナンの話。
毎年恒例になったコナンの映画を観に行く。
今回はどんなストーリーなのか、どんな謎が隠されているのか。
と同じくらい楽しみなのは、博士のクイズとエンディングテーマ。
ただ、エンディングテーマに心を打たれるなんてことは、滅多にない。
黒鉄の魚影のエンディングには、しっかりと惹きつけられたけど、それ以降はサッパリかもしれない。
aikoやMISIAやが悪いわけではなく、スピッツがハマりすぎたのかもしれない。
黒鉄の魚影のエンディングは、スピッツの美しい鰭だった。
防波堤にいる、コナン、灰原、蘭姉ちゃん。
映画の音がフェードアウトし、そこにスピッツの美しい鰭。
冒頭のドラムの音で、一気に場面転換する。
息を呑むようなシーンからの解放だ。
あのドラムがなければ、もっと平凡なものになってしまっていかも、なんて思いながら。
出だしの音で印象も変わってくる。
ラブストーリーは突然に、さそり座の女、冒頭のその1音で一気に世界が広がる。
それと同じく、美しい鰭の冒頭のドラムは、そのドラムだけでただただ美しい。
あの映画館での衝撃は忘れられないし、帰りの車の中では美しい鰭を爆音で流しながら、余韻に浸って帰った。
そんな勢いに、この先どこかで出合えるだろうか。
全てのタイミングがピッタリに感じた3年前のコナンを超えるような演出は、次いつ見られるのだろう。
ただただ、これからも期待しているけれど。
あのドラムが、ドラムの音が鳴ったときのドキドキを大切にしたい。