ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

たった25円で!!静かに信用を無くすフリーランス

前の会社にいた時のこと。

そこの会社には色んな働き方をしている人がいた。

 

  • 社員やアルバイトなど、その会社に雇用されている人
  • 派遣社員として働いている人
  • 業務委託で参加している取引先
  • フリーランスで業務請負している人

みんなで仲良くワイワイやっているもののお互いの立場は違うし、指揮命令系統も違う。

業務上では線を引いていても、お昼時は一緒にランチに行ったり、業務後に飲みに行ったりと。

特に不満もなく回っていた会社だった。

 

 

僕はその会社に雇われていたのだが。

ある時、請負できていたフリーランスの人に「乾電池無いですか?」と言われた。

庶務の仕事もしていたので、備品の電池を渡した。

 

その様子を上司がこっそりみていたらしい。

 

別の日、その上司とランチに行った。

その場で言われたことは「アイツはセンスがない」ということだった。

あの乾電池を探してたフリーランスの彼。

 

詳しく話を聞いてみると。

 

アイツはフリーランスとして働くセンスがない。

この前、乾電池をもらいにきただろ??

その電池を何に使っていたのか。

彼自身が持ち込んでいるパソコンのマウスに使っていた。

 

フリーランスや業務委託というのは、自分のことは自分で面倒みなきゃいけない。

乾電池1本を用意できない彼、それを平気でもらいにくるところ。

フリーランスとしては、スマートじゃない。

 

こちらが用意した機材の電池ならまだしも、彼が持ち込んでいる彼の仕事道具。

普段から仲良くしているからか、自分自身の看板を背負っていることを忘れてしまったんだろう。

 

とのことだった。

 

確かに、自社の社員であれば話は別。

社員(アルバイト等含む)労働力の提供だから、パソコンや文房具や色んなモノを会社が提供してくれる。

派遣社員も同じく、労働力の提供だから備品は会社が用意しなければいけない。

 

業務委託や請負はどうだろうか。

専用の機器であれば、会社で用意することもあるが。

通常は納品物ができればOKなので、道具については関与しない。

 

そんな中、フリーランスの彼は、マウスの電池が無くなったからと「電池ありますか??」ともらいにきたわけだ。

自分の道具を自分で管理できない。

 

上司曰く

人としては素敵な人だから、友人関係ではいられる存在だけど、業務を頼む、仕事をお願いするとしたら、躊躇してしまう。

30歳を超えたフリーランスが、あんな感じだと不安なんだよ。

もしセンスのあるフリーランスだったとして、どうしても急ぎで電池が欲しいなら、次の日には現物で返しにくるだろう。

それが無いということは、業務上での線引きがうまくできていないということ。

とのことだった。

 

マウスに使う電池は単4電池。

4本100円で売っている、とすれば。

25円で彼は信用を失ってしまったのだろう。

 

また、それに気付いていないなら、あまり明るい未来ではない。

大きな失敗であれば、自分自身で気を付けることができるけれど、そもそも失敗に気付いていないのだから。

知らない間に周囲の人がいなくなっているだけ。

 

小さいことほど怖い、自分の看板を背負うということは、本当に神経を使うものだ。

 

 

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