映画が苦手だ。どのジャンル、とかではなく全般的に苦手だ。
特に映画館で見る映画。
映画が苦手な理由を考えてみたら3つの答えが出た。それが
イニシアチブがとれない
間違い探しをする
心が引っ張られる
ということ。
映画館に入ると2時間拘束される。ドロップアウトという選択肢しか残されていない。
貴重な2時間を相手に任せてしまうことが嫌なのだ。
ビデオオンデマンドなどで見る分にはまだいい。一時停止もできるし、3分戻ることもできる。
映画館様に管理されているのが苦手ということ。
映画を見るとき、どんなことに注目するのか。というのは気になるところ。
ストーリーなのか、登場人物なのか、時代背景なのか、場所なのか。
映画を見るという行為は意外と奥が深いのではないか。
もちろんフィクションであれば、人が空を飛んだり、タイムマシンに乗ったりと、現実世界では考えられないような演出だってある。
が、そのなんとも言えない場所での映画の場合。映画に限らずだけれど。
学園ドラマだったら。年齢はシビアに見てしまうし、室内の備品の一つ一つまでチェックしてしまいがち。
不自然に窓が開いていたり、グラウンドの形がいびつだったり。
そういう本物っぽさを求めながら、それになり切れていない箇所を見つけてしまうのだ。
すると、純粋に映画に没頭することができない。
最後の心が引っ張られるというのは、感情移入してしまうこと。
思った以上に心が引っ張られて、主人公や周りの強烈なキャラクターの感じていることをストレートに受けてしまう。
怒りにまかせたような人物が出てくると、それだけで疲れてしまう。
感情移入のしすぎもよくない。
もっと気楽に、ふんわりと映画を見ることができればいいのに。
と思っても、映画館というのは没入させるためにあるようなもの。
そもそものニーズにマッチしていないのだろう。
といいつつも、全く映画を見ないわけではなく、Amazon Prime Videoをみたり、たまには映画館に行ってみたりする。
そんな状況に自分の身を置くことで、新しい発見ができないかな、なんて思うからだ。