冷凍食品のクオリティは随分と上がった。
ちょっと前までは、ミックスベジタブルか枝豆か、くらいだったが。
冷凍食品コーナーは、多くの食材、製品で賑わっている。
その中のどれを買おうか。
ちょっとゴージャスなパッケージのシュウマイは9個入りで450円、隅っこに置かれている餃子は5個入りで95円。
手前のピラフは280g入り、奥のチャーハンは600g入り。
使い切れる量、価格を加味しながらどれを買おうか考える。
ニチレイやハルハニチロなどの、いわゆる有名メーカーから、地元企業のものまで。どれを選ぶか、おおよそ内容量と価格のバランスを考える。
でもそれは初回だけ。
2回目は。
よほど指名で買っているもの以外は。
味よりも、加熱ムラが無いことが僕の基準だ。
裏面に書いてある加熱秒数、加熱時の注意などを守っても、どうしても加熱ムラが発生するものがある。
パスタ、チャーハン、たこ焼きなどにその傾向を感じる。
そうなると、次にそれを選ぼうとは思わなくなる。味や見栄えよりも、加熱ムラのほうが気になるのだ。
最近、ニチレイのメンチカツがマイブーム。
裏面の加熱時間通りに温めれば美味しく食べることができる。
6個入り、トレーがミシン目でつながっている。それをバラすときに勢い余って衣があちこち飛び散るのだけど。
加熱ムラが無いことがオールOKにしてくれる。
人それぞれ、何に価値を感じるか、ということはあるけれど。
僕が冷凍食品に求めることは、時間通りに加熱したら、想像通りのものができるということ。器の中心部がシャリシャリのままできあがるパスタは、2回目の手が伸びない。
メーカーとしては、各家庭で使う電子レンジのことまで把握できないし、今の一般的な技術でそれをカバーすることは不可能。
僕の電子レンジと相性がいいかどうか、ということだけだろう。
電子レンジが頑張ってくれるようになったら。僕の冷凍食品に対する評価もあがるような気がしている。