ここ半年ほどで、フリーランスや経営者層の人との付き合いが増えています。
経営者といっても、従業員10名未満の小規模な会社です。
感覚としては、フリーランスに近いものがあると思っています。
20年以上もフリーのデザイナーとして働いているベテランや、新米フリーランスの方、会社員との両立をしてみえる方。
一概に"フリーランス"と言っても幅があるんですよね。
さて今回スポットを当てるのは、会社員&フリーランスの方。
雇われの身として給料をもらう一方で、お小遣い程度の収入を得ている方です。
年齢は25歳~30歳くらいで、副業をしている会社員。
仕事をもらったり、仕事をお願いしたりするのですが、あまりにも残念な人が多いのが特徴でした。
- 残念な会社員フリーランスの特徴
- 1. 他人の意見を受け入れる余裕がない人
- 2. 1から10まで説明しないと動けない人
- 3. 自分の"できる"レベルを見誤っている人
- クライアントから見た会社員フリーランス
- なぜ、残念な会社員フリーランスが多いのか
- フリーランスで成功するのか??
残念な会社員フリーランスの特徴
お付き合いする中で、特に会社員フリーランスに多いのは次の3つでした。
- 他人の意見を受け入れる余裕がない人
- 1から10まで説明しないと動けない人
- 自分の"できる"レベルを見誤っている人
この問題を説明する前に。
会社員フリーランスには2通りのパターンがあります。
- 自分の得意分野をお金に換えてみたい
- 会社を辞める為の準備
前者の場合は、好きなことがたまたまお金になったパターン。
後者の場合は、会社員が嫌になったパターンです。
1. 他人の意見を受け入れる余裕がない人
まず、他人の意見を受け入れる余裕がありません。
知識でマウントしようとします。
口癖や
「つまり〇〇ってことですよね」
「知ってます、知ってます」
「それは常識ですよね」
相手の話を聞いているかと思いきや、自分が相手と同じレベルにいるんだぞ!!!と必死にアピールしているんです。
それが、彼/彼女の専門分野ならまだしも、何を言ってもマウントしたがります。
相手の意見を冷静に受け入れることができないんです。
2. 1から10まで説明しないと動けない人
お取引先さまは上司ではありませんので、こと細かく教えてくれないです。
そこを汲み取って、大人な付き合いができるのが"外注"としての仕事スキルです。
そんな彼/彼女の口癖は
「そんなの聞いてません」
「これはどうしたらいいんですか」
「言われてなかったんで」
一方的になるのはダメですが、1から10まで説明しないとできない人は、フリーランスに向いていませんよ。
稼げるフリーランスになるためには、
1~2の情報を伝えることで、12~15くらい考えて、クライアントに提案します。
その分野に詳しいから、得意だから外注されることがあるのに、言われた通りにしかできないなら、外注する必要はありません。
3. 自分の"できる"レベルを見誤っている人
最後は、これ。
ハッタリ営業が否とは言いません。
が、言ったことは責任を持ってやりましょう。
初心者だとしても、取引になる以上、プロのクオリティが求められます。
「ライティング(書くこと)が得意です」
「写真撮影が得意です」
と言っても、それは客観的に見ても評価されるものでしょうか。
そのレベルか、、、、と思われた瞬間、次からの発注は来なくなります。
あなたが副業だろうが、本職だろうが関係ありません。
「請けた業務をこなす」という当たり前のことなのです。
クライアントから見た会社員フリーランス
さて、そんな残念な人が多い会社員フリーランスですが、クライアントからの評判も良くないですよ。
「どうせ本業じゃないんでしょ」
「片手間にやってるんじゃないの?」
と言われることもしばしば。
だからこそ、より高いレベルのもの、もっとガッツやパワーが必要になるんですよ。
都合のいい人と思われないためにも、もっともっと精度を上げていく必要があります。
なぜ、残念な会社員フリーランスが多いのか
会社を辞めたくて副業フリーランスをしている人。
つまり会社が嫌なんですよ。
残念なことに、会社から正当な評価をされていなかったり、居場所がなかったりして「辞めたいなぁ」と思っている人が多数います。
"会社"という枠の中で本領発揮できていないわけです。
そのあなたの”できるレベル"は果たしてどれくらいなのか。
クソみたいな上司が原因のときもありますが、彼/彼女自身の問題が大きくあります。
「会社が~~~~」
「上司が~~~~」
と言う人は、どれだけ会社で頑張ってきたのでしょうか。
人のせいにすることが好きな人、他責の人はフリーランスになっても変わらないでしょう。
愚痴しか言わないですよ。
フリーランスで成功するのか??
フリーランスで大事なことは2つ。
- 自責
- 自分PDCA
全ての責任は自分にあるという気持ち。
予防線は自分で張らないと、誰も守ってくれません。
自分を客観視して改善し続ける、PDCAし続けることが大事なんです。
上司が評価してくれていた、会社が評価してくれていた。
そういう場から外にでるなら、1から10まで自分でしなければいけないんですよ。
会社で認めてもらえないから、どこかで頑張ってみたい。
その気持ちは大事ですけど。
無理にマウントしたり、大きく見せたりすると、あとから痛い目を見ます。
副業することで前進していけるように、じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。