どうしてこの本を買ったのか、僕には記憶がないのだけど。
amazonで「あとで買う」みたいなところにあったから、まとめて買ったうちの1つになったのだろう。
本との出会いなんて、そんなものかもしれない。
クリエイティブな人たちは実は編集している
アタマのやわらかさの原理。
「アタマのやわらかさ」の原理。 クリエイティブな人たちは実は編集している
- 作者: 松永光弘
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2018/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「編集」という言葉をどれだけ正確に捉えたことがあるだろうか。
資料を整理し、新聞や雑誌、書物にまとめることだという。
新聞や雑誌、書物にまとめることはしないけれど、頭の中を整理することは多い。とすれば、それは編集なのだろうか。
日常のいろんなものを分類して、並び替えて、関係性を洗い出して、あーでもない、こーでもない。なんて考えること。
綺麗に整理されたとしても、なんだか我慢できなくなって、もう一度ひっくり返す。
お片付けをした後、おもちゃ箱をぶちまけるような感覚で。
カタチごとに片付けていたそれを、イロごとに片付けてみたり。何かしら法則が見えてきたら儲けもの。
54ページにこんな言葉が書いてある。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない
だとしたら。
既にそこにあるものを、別のものと融合させることで生まれるアイデア。
切り取る視点が違うんだろうね。
10日ほど前に会った福岡の社長氏は
人と人が会うことで、新しいものが生まれる。そんな化学反応が好きなんだよ。
と語ってくれた。人と人じゃなくても、切り取る箇所を変えたら、化学反応になるじゃないか。
結局のところ、日常は冴えもせず当たり前の日常にしかならない。そこから何かが生まれるわけじゃないけれど。あるタイミング、ある瞬間で、今までにない切り口があったとき。そこには新しいアイデアやエネルギーが生まれる。
毎日が楽しい人、毎日がつまらない人。二人とも同じものを見ていたとしても。その切り取り方と、組み合わせ方によっては、雲泥の差になるのだろう。
だとすれば、頭の中で編集して、化学反応を楽しんで、アイデアで溢れるような、楽しい楽しい毎日にしていきたいと思うのだけど。