自分はなんてことないけれど、相手はすごく嫌だと思うことがあるだろう。
ジーパンのままベッドに腰掛けるとか、シャーペンの後ろにある消しゴムを使われるとか。
何気なく生きている中でも、生理的に受け付けなかったり、ちょっと違和感を覚えてしまったり。それが目に付くようになると、自然と距離が離れていく。
本当に些細なことが、いつの間にか耐えられなくなるのだろう。
プライベートでも、職場でも、サークルでもそれは同じで。
キーボードのエンターキーを力強く叩く人の隣は嫌だとか、そういうこと。
細かくピックアップしてみたけれど、意外と多いことにびっくりした。
半分は仕事で鍛えられたこと、半分はなんとなくの躾やマナーから学んだこと。
そんなことを考えていると「鈴木先生」という作品を思い出してしまう。
給食時のマナーが云々という話だった。
反対に僕自身が「そんなこと、どうでもいいじゃん」なんて思っていることにイライラしている人もいるのだろう。
それが小さければ小さいことほど、相手はイライラするのだと思う。それを注意指導するには、あまりにも小さなことだから。
嫌なところは目に付きやすい。それは違和感になるから。
良いところは目に付きにくい。それは自然と受け入れているから。
もう少し見え方を変えないと。またイライラが増えてきそうだ。どうでもいいことを、どうやって処理していくか。
新しい課題がでてきた気がする。