「ブログを書く」という行為は単純明快。
でも、ただ書くだけではなく、そこにはクオリティや誰に読まれるか。というようなことも考えるようになると、ブログを書くというのは難しい。
駅前で、はとぽっぽを歌うように、とにかく大きな声で、なりふり構わず叫ぶ。
そんなブログだったら簡単だ。
一方的に発信する場合、何をモチベーションに活動するのだろう。
自己満足の塊だけでいいのだろうか。
最近、気持ちを届けたい人ができた。
それは「ある人」ではなく、記事の向こう側に色んな人がいることに気付いたということ。
もちろん記事によってその相手は違う。
その人に向けて、気持ちを伝える方法、感覚が何となく分かるようになった。
つまり、画面の向こうの「あなた」に送る言葉がたくさんでてきた。
「もっと書きたい、もっと伝えたい」そんな気持ちでいっぱいになった。
今までどうしてできなかったのか。と言われても分からない。
自信が無かっただけなのかもしれない。
気持ちが少し変わる、その一歩を踏み出すのに僕は1,000記事必要だった。
短い記事から気合いを入れた記事まで、2年半書き続けてきた。
約1,000記事。
それでもって、ようやく「書きたい気持ち」「伝えたい気持ち」「画面の向こう側の人」に気付くことができた。
ブログはアウトプットのツールにしたい。
アウトプットする先には誰がいるんだろうか。
今までは「消化すること」と「アウトプット」の中間にいたのかもしれない。
自分の考えをブログでまとめて自分の理解を深める。
そこからもうちょっとだけ進歩したのかもしれない。
ブログを書きたい気持ちがふつふつと湧いてきた。
正確に言えば、「書いて、特定の人に伝えたい」気持ち。
ちょっとばかり進歩した自分に、ニヤニヤしてしまう日だった。
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