友人をゴハンを食べていた。
「お金が好きだ」という友人は出張が多い。
週に3日は新幹線に乗って、ビジネスホテルに泊まっている。
ふと聞いてみた。
「それをコンテンツにしてみないの??」
もちろんどのくらいお金になるか、ならないか。
手間はどれくらいかかるのか、は別にして。
彼がそれをコンテンツにしなかったのは、冷静な判断があったわけではなく、コンテンツにすることが思い浮かばなかったとのこと。
出張している経験を、コンテンツにできなかったのだ。
ここでも何度かご紹介しているが、雑誌「BRUTUS」の編集長 西田善太氏がこんなことを言っていた。
「その場にいたい」
「この目で見たい」
「誰彼かまわず話したい」
「そしてウケたい」
氏が言う「誰彼かまわず話したい」という気持ちが少ないと、経験をコンテンツにしづらいのかもしれない。
自分の経験を誰かに伝えることがなければ、伝えた先でのリアルな反応も感じない。
リアルな反応があるからこそ「価値のある経験」と「価値が少ない経験」の判断もできるようになる。
経験を価値にできる人、できない人。
最初の入り口は「誰彼かまわず話したい」という気持ちではないだろうか。
BRUTUS(ブルータス) 2018年7/1号No.872[新・珍奇植物]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2018/06/15
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る