こんにちは、スズキ(@acogale)です。
NHKでやっている「夏休み子ども科学電話相談」を聞きながら感じたことがありました。
それは
「子どもの夢を、中途半端な親が潰している」
ということです。
夏休み子ども科学電話相談
夏休みになるとNHKでは「夏休み子ども科学電話相談」という番組が始まります。
大学教授、科学館や博物館の館長さんが、電話で子どもたちの質問に答えてくれるという番組です。
その番組を聴いていると、子どもは本当に物知りなんですね。
恐竜の名前、国の名前、虫の名前
当たり前のようにたくさん知っています。
大人が知らないようなことも、たくさん知っています。
それを次のレイヤーに持ち上げられない大人
僕に小学生くらいの子どもがいたとします。
恐竜の話をされても、虫の話をされても、ちんぷんかんぷんです。
子どもの方が知識がたっぷりあるし、図鑑のどのページに書いてあったか覚えています。
そこから話を膨らませてあげることができないんです。
僕自身に知識や興味が無いから、一歩踏み込んだ質問、提案ができないんですよ。
夢が遠いものになっていく
一番身近な「親」が、子どもの興味を引き上げてあげられないと、子どもは何をしてよいか分からなくなる。
時間もお金も有限なので、親としてしてあげられること、無理なことが出てくる。
せっかく子どもが興味を持ったものを、伸ばすことができない。
そうやってキラキラした気持ちが、どんどん平たくなっていくんです。
やっぱり教授や学者はすげぇ
そんな中で、夏休み子ども科学電話相談の先生たちはスゴいです。
子どもとの電話やり取りの中で、相手の知識量を確認しながら、興味が出てくるような知識、ネタを披露してくれる。
声しか分からないけど、質問してきた子どもがキラキラしているのが分かるんですよ。
科学電話相談なので、頭のいい人はやっぱりスゲぇ。
子どもの興味をガッツリ掴んでくれる。
これが野球教室だったら野球選手が。
お菓子作りだったら、パティシエが子どもの興味を引き上げてくれるかもしれない。
僕ができるのはアウトソーシングくらいか
子どもが「○○が好き、興味がある」と言ったらどうするのか。
親として一生懸命に寄り添ってあげることは大事だし、何物にも変えがたい経験になるかもしれない。
それと併せて、知識・技術が足りないところは、アウトソーシングするしかない。
- 専門家と接触できる機会を作る。
- 専門家がいるような場所へ連れて行ってあげる。
- 親として専門家と仲良くなって、交流できる場を作る
ようなこと。
その先は専門の人にお任せする。
それくらいしかできないんだろうなぁとね。
自分に見聞が無いから「そんなのつまらない」と言うかも
アウトソーシングする前に、どこかで諦めさせてしまうかもしれない。
そのコンテンツについての面白さを僕自身が知らないから。
一歩踏み出す手伝いもできなければ、一歩踏み出そうとしている子どもにも気付けないだろう。
別に親が手抜きしているわけではなく、気付いてあげられない。
「つまらんからやめておきな」と何気なく言ってしまうかもしれない。
そんなことが無いようにしたいのだけどね。
「できる」こと、「知らない」こと、「知っている人を知っている」こと
自分自身が、できることや知らないことを、しっかり知っておくべきなんだと。
長所短所のように、これはよく知っている、これは全く知らない(ということを知っている)
それに対して、助けてくれるような人、情報提供してくれるような人や場所。
次のステップを知っておけば、なんとかなるのかもしれない。
まずは自分自身をしっかり分析することなのだろうか。
子どもに限らず、僕の周りにいる人の興味を引き出してあげたいし、僕も引き出してもらいたいのだ。
もっとワクワク楽しく生きたいから。

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