ゴールデンウィーク。
今、働いている会社は暦通りに休みなので、今回は10連休になった。
ありがたく休みをもらい、東京へ出掛けているのだけれど。
新幹線に乗る中で、気付いたことがあった。
それは「10連休について考えてなかった」ということだった。
今年はどうして10連休なのか。
僕が言いたいのは、「天皇の即位の日で5月1日が休み」や、前後の祝日のおかげで「国民の休日」ができた、とか、そういうことじゃなくて。
こどもの日について考えていなかったことだ。
当たり前のように休みをもらい、当たり前のように祝日になっているけれど、5月5日がこどもの日だと、どれだけ僕の中で認識していただろうか。
新幹線の車窓から見えるこいのぼり、立ち寄ったスーパーに並んでいた柏餅。
それを見て、ようやく「こどもの日」の存在を思い出した。
5月5日がこどもの日かどうか、なんて今の僕には関係が無かった。
暦を考えながら生きることが少なくなったのかもしれない。
昔はイベント屋さんだったので、ある時期に向けてプロモーションをしたり、イベントをしたり。〇〇の日にちなんだこともやってきた。
仕事が変わり、生活も変わり、時代も変わり。
いつの間にか、頭の中から抜け落ちてしまっていた。
自然と与えられたものを、何も考えずに受け取っていたような。
それで本当によいのだろうか。新幹線の車窓を眺めながらモヤモヤと考えてしまった。
祝日に感謝とか、会社が休みなことに感謝とか、そういうことじゃないけれど。
もう少し他のコトに気を配ってもいいな、と思ったし、受け身で生きているのは僕のポリシーと違うな、なんてことも感じた。
もし車窓からこいのぼりが見えなかったとしたら。僕はこどもの日や連休について考えることがあったのだろうか、と不安になったのだった。