美術館にの企画展に行った。
最近の美術館はこんなにも騒がしいものか、というのが率直な感想だった。
美術館に緊張感があったのは、前の時代のことなのだろうか。
体感型展示が増えたり、映像作品が増えたり、用意されたものを企画者の思う通りに操る、そんな展示ばかりだった。
いわゆる名画が集められた企画展ではなかったので、致し方ないところかもしれない。
美術館というより、科学館や展示会テイストなコンテンツだったので「美術館」というラベルを信じて空気を感じに行くことはできなくなったな、と思った。
理解しがたいものを、理解しがたいままに楽しんで、解説を読んだり、音声ガイドを聴いたり。
なんていう楽しみ方は、もうそろそろ終わりなのかな、と思ったけれど。
展示方法や伝達方法も、新陳代謝していくことが、それも美術の一つなのかもしれない。という落としどころで、終了しておこうと思う。