月末処理でやらかしたことがあった。
営業部門、経理部門、どちらのライン長にも謝らないといけないことがあった。
営業部門の長は冷静だった。
現状の報告をして、今できる最善の方法を案内してくれる。
取引先に依頼できるか、仕入れ先との調整は可能か。冷静に、やらなければいけないことを洗い出し、関係各所と調整してくれる。
普段は面倒な人だけれど、いざという時は冷静でひとつひとつ確認しながら導いてくれた。
一方で経理部門の長は違った。
ヒステリーな人のように大きな声で煽ってくる。もちろんやらかしたのは僕だから、怒られるのはしょうがないけれど。こんなことになってどうするの。また怒られるよ。早く連絡しなきゃ。大問題だ。と煽ってくる。
本人は親切のつもりなのだ。やばいよ!ということを表現してくれているのだろうけど。
そんなことは僕でもわかるわけで。だからこそ、今やらなきゃいけないことを淡々とやるしかないのだ。
実際のところ、大きな問題にはならなかった。担当者レベルで対応できることだった。
モノゴトを大げさにしてはいけない。次の一歩が踏み出せなくなる。躊躇してしまう。そんな気持ちもあるが、一番のマイナスはその人のことを信用できなくなるということ。
大げさに言えば言うほど、大げさじゃなかったときの反動が大きい。
そこまで言わなくてもな、、、という気持ちもあれば、本当にあの人はわかっているのか?という気持ちにもなる。
すごく大変だった。クレームがいっぱい。
あいまいな表現は、判断を各々に任せてしまう。プラスよりで受け取る人もいれば、マイナスよりで受け取る人もいる。
そういう表現をする人は信用できなくなる。往々にして悲劇のヒロインになりたがる傾向もある。
冷静に導いてくれることが上長の役割だ。煽ってはいけない。丁寧に案内してほしいもの。