こんにちは、スズキです。
財布の中にポイントカードは何枚入っていますか。
電気屋さん、ドラッグストア、アパレルショップ。
最近は、スマホがポイントカードの役割をしていたりと。
そのお店で、買い物したときに付与されるポイント。
割引と違い、お店にいいことばかりですよね。
しっかりと見極めないと、「あれ、こんなはずじゃ」となることがあります。
割引率と還元率
今日は、この話がしたいだけ。
例えば10万円のテレビを買ったとしましょう。
割引の場合と、ポイント付与の場合では、大きく異なってくるわけです。
今回、どちらも20%分の特典がつくとしましょう。
割引の場合
割引の場合、10万円から20%引きなので
100,000円-20,000円=80,000円
この商品を8万円で手に入れることができます。
ポイント還元の場合
ポイント還元の場合は、20%分付与されるので
100,000円+20,000円分の値引きポイント
となります。
つまり10万円で、12万円分の商品が買えるということです。
これを式にして、割合を出すと
100,000÷120,000=0.8333......
となります。
割引率を計算すると、16,7%(四捨五入)
同じように見えて全く違う
割引の場合は、20%引き
ポイント還元の場合は、実質16.7%引き
一瞬、同じものだと思うけれど、3%以上の差があるんですね。
それ以外にもお店のメリットは大きい
それ以外のメリットと言えば。
無利子でお金を借りている(ようなもの)です。
ポイントを貯めたとしたら、お客さんの手元に5,000ポイント。
つまり、そのお店でしか使えないけど、お客さんは5,000円相当のものを持っていることになります。
そのポイントカードと引き換えに、5,000円を借りているようなものです。
ということは、店の現金が増える。
会社を回していくための資金が増えるということで、経営層にはうれしいことなんですね。
また、ポイントカードを紛失したり、有効期限が切れたら負債分が減るので、会社としてはラッキーなわけです。
個人情報の収集
最後にメリットといえば、個人情報の収集。
ポイントカードの中には、住所や性別、生年月日を登録するものもあります。
そうすると、
- いつ
- どこで
- どんな属性の人が
- 何を
- どれだけ
買ったのか、というデータを集めることができます。
個人情報だからマイナンバーがあーだ、こーだ、と言っている人でも、"〇ポイントカード"のようなものは平気で使うんですよ。
よっぽどポイントカードのほうが怖いんですけど。
適切に使いましょう
つまりは、ちゃんと使えるようになろういう話です。
割引率の見極めも必要だし、そのカード自身が現金のような役割になること。
紛失せず、ちゃんと使うこと。
個人情報がバックにはあることを認識する。
そうすれば、お得に使うことができます。
僕もつい先日、貯まったポイントで、液晶ディスプレイを買いました。
あと少しで有効期限が切れるとこだった。
意外とポイントが残っていたり、忘れ去られているかもしれませんよ。