ポジティブになろう。
明るく振る舞おう。
楽しく生きよう。
なんていう考えが浮かぶのは、その反対側にいるからだ。
本当にポジティブな人にとって、ポジティブそのものが当たり前なので、わざわざ「ポジティブになろう」とは思わない。
誰かに「あなたって本当にポジティブな人ね」と指摘されたとき。
「そうですか?そんなつもり、ないんですけど」という人が、根っからのポジティブな人だ。
「ポジティブな気持ちを忘れないようにしています」という人は、自分で意識して、言い聞かせて、ポジティブな自分を演じている、そうなろうとしているだけのこと。
良い、悪いではなく、無意識のうちに、根っからのポジティブな人がいるということ。
無意識だから自分では気付かないということ。
個性とか雰囲気とかも似たようなものだと思っている。
その個性や雰囲気を演じながら醸し出している人がいる一方で、本当に素の自分でいる人もいる。
意識しているものは、その逆側の自分を認識しているということ。
いつの間にか無意識に変わるときがくるかもしれないけれど。
自分で自分に言い聞かせているうちは、まだまだ無意識ゾーンには程遠いんだな、と思いながらも。
今日も明るく楽しく生きていこう、なんて思うわけだ。