僕が大好きなウェブサイトがある。
キャッチコピーは「マネジメント、仕事、知識社会での生き方についてのwebマガジン」
Books&Apps
どこでこのサイトに出会ったのかは覚えていないけれど、頻繁に訪問するサイトだ。家のPCで見たり、通勤中にスマホで見たり。
今朝もこのサイトを見ながら電車に乗っていたら、ちょっとした違和感があった。
「やけにスッキリしている」と。
今日、手に持っていたのは買ったばかりのHUAWAIのスマホだった。
いつもはiPhoneで見ているのだけど、今日はHUAWAIで。
新しいからなのか、フォントや画面サイズからなのか。微妙に見た目が違う。余白や行間が違うのだ。
そのおかげで、今日はBooks&Appsの記事がすごく読みやすかった。
ウェブライターであれば記事、カメラマンであれば写真。そういったものが、デバイスによって異なる表示をする。
サイズもテイストも色温度も違う。
最後の最後を利用者任せにしてしまっていいのだろうか。
そんなことを考えてしまった。
書籍、ポスター、映画館。そういった場所はプロの人が調整をしてくれるだろう。印刷業界では色校と言われる作業で、指定した色かどうかをチェックすることもある。
テキストだってそうだ。
黒色なのか、ちょっとだけグレーなのか、明朝体かゴシックか。文字間、行間、いろいろとあるのだけれど、それを利用者に託してしまっている。
そのちょっとした違いで、今朝の僕は「読みやすい」と思ってしまった。
自分が作り上げた最後を、他人に任せてしまってよいのだろうか。
ある意味で割り切っているかもしれないけど、最後まできちんと作り届けてあげたいな、なんて思ってしまったよ。