本格的にリモートワークが始まって半年が過ぎた。
新型コロナウイルス感染症対策で無理矢理進められた感があったリモートワーク。世間が少し落ち着いた今、出社とリモートが半々くらいのハイブリッドスタイルで業務を進めている。
その中で、いかにして以前のクオリティを保つのか、が課題となる。
場所に依存する点、人間関係に依存する点、設備に依存する点。
場所に依存するといえば、例えば請求書などを郵送対応している場合、届く先は会社のオフィスになるので、出社して確認することが必要だ。もっとも、それは本人である必要はないが。
人間関係はタイミングにもよる。出社とリモートを半々でやっていると、上司と全く会わないことが数週間続くこともある。
逆に上司のスケジュールにあわせて出社すれば、半分は目の前に上司がいることになる。
上司以外も業務メンバーやチームメンバーとどうやってコミュニケーションをとるのか。
というのは、今までの便利な環境を諦めて、自分自身で再構築しなければいけない。
毎日15分ほど業務報告会をオンラインでするとか、こまめに状況報告するとか。
今まで以上に能動的な動きが必要になり、相手にボールをパスしていく必要がある。
設備面については、自宅のインターネット環境や、机や椅子など。会社のそれと同じクオリティを保てるのか。
幸いなことに、デスクやモニタを買うだけの予算をもらうことができた。また、メーカーもこのタイミングでどんどん安売りしてくれたおかげで、オフィスよりも快適な環境を構築することができた。
今のところ、急な打ち合わせもオンラインで実施することになり、物理的な移動は大幅に減っている。
インターネット黎明期にチャットルームや、MSNメッセンジャーで鍛えたテキスト交流のスキルが、この場で活かされるなんて思ってもみなかった。
なんでも経験しておくべきだ。
積極的に動けるかどうか、がリモートワークをいい感じに使いこなす一歩なのかもしれない。
今まで以上に粒度を細かく動き回らないと。相手には伝わらないことが多数ありそうだから。