スターバックスなどのカフェで仕事をしている人を見かける。
ノマドワーカー的な働き方なのかもしれない。
文章を書いている、画像編集している、打ち合わせをしている、ように見える人が多くいる。電源とインターネット環境があれば、どこでも仕事ができる。そんな人が増えてきた。
そんな新しい働き方をする人たち、その方が扱っている業務に、機密性の高い情報はどこまで含まれているのだろうか。
プレスリリース前の情報、オープンにしていない打ち合わせ内容、クライアントとのお金の話。
たとえフリーランスや個人事業主だったとしても、NDAを結んで仕事を請けることだってある。
また、扱っている情報に、どれだけの価値があるのか。判断できない人も多いだろう。
多くの場合、隣の席から、パソコンの画面が丸見えなのである。新幹線などの乗り物で言えば、後ろの席から見えることだってある。
もちろん覗き見防止フィルターを付けている人もいるが、それでも画面が見えることがある。
中には書類と思われるものをテーブルの上に広げている方も。「社外秘」と書いてあってもお構いなしだ。全ての人が、そうではないけれど。
機密性がないなら、まだ安心できる。
僕もカフェや新幹線でパソコンを広げて作業をすることがある。
が、おおよそブログを書いているか、SNSを追いかけているか。
ブログの内容は、数時間後には全世界に向けて公開されるものだ。
しかも、僕の頭の中を発信しているだけのこと。扱っているデータとしては、機密度は低い。
SNSはそれ自体が公開されている。機密情報云々で言うなら、こいつがこのアカウントか、と僕が身バレするだけだ。
もし、クライアントの業務の何かをする必要があったら。オープンなカフェでは作業をしない。カラオケボックスのような個室になるところか、ファミレスやカフェであれば、背中に壁があるところの、できれば角の席に。
周囲から見られないように作業をする程度の配慮はする。
また、店内で提供されているWi-Fiや公衆Wi-Fiの類を使うこともない。
セキュリティには、気をつけなければいけないからだ。
そういったことを考えてみても。セキュリティ意識の低い人は多い。
パソコンの画面を開きっぱなしにしている人、書類を出しっぱなしにしている人。
どこかで事故が起こるんじゃないか、とヒヤヒヤするものだし、仮に僕が発注者だとしたら、お願いしたくない人たちだ。
しかも個人事業主は全てが自己責任。何かあったときのダメージは計り知れないものになる。セキュリティ意識の高い人が増えたらいいな、と思うばかりだ。