ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

量か質か、同じ土俵で戦ってよいものか

 

当たり前のように「量と質、どっちが大事なんだ」と言われるけれど、この2つは同じ土俵にいていいのだろうか。

「サッカーとカレーライス、どっちが好き?」と同じレベルじゃないか、と考えてしまうのだ。

 

量も質もどちらも大事

「量」と「質」

これらを天秤にかけることはできない。

どちらも大事な要素だから。

 

1万円の利益を出すのに。

利益が1円のモノを1万個売るのか、利益が1万円のモノを1個売るのか。

どちらも間違ってはいないが、そうする理由が明確でない。

 

量が0~5まであるなら、質も0~5まである。

お互いに良い刺激をするから、量×質は0~25まである。

できるだけ25に近づけたい、成果を出したい。

と思うからこそ、量も質も頑張らなきゃいけない。

 

いつの間にか「量」と「質」が隣同士にいる関係なのだろう。

だから、疑いもなく「量」と「質」を天秤にかけてしまう。

 

そうじゃない、それらは別々の項目なのだ。

 

勝手に決められたことを、盲目的に信じることはよくあること。

ニコンのニュースだってそうだ。

 

カメラメーカーのニコンは、デジカメが売れなくなったから、ある工場を閉鎖するという。

なんでも、スマホがデジカメの需要を奪ったとか。

 

これは、ニコンのライバルは、キャノンやソニーだと信じているから。

そうじゃない、ニコンもキャノンもソニーも、同じデジカメ屋さんなのだ。

デジカメ屋さんのライバルは、今はスマホかもしれない。

スマホが、デジカメの需要を食っているのだ。

 

勝手にライバルの土俵に並べられたメーカー。

それは本当にライバルなのか。

手をつながなければいけない存在ではないのか。

 

思考停止しながら、周りに言われたことを素直に受け入れることはよくないぞ。

自分の中で嚙み砕き、吟味して、間違いがないか検証しなくちゃいけない。

 

その意味で、ブログであーだこーだ言うのは、面白いのだ。

 

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