「初心忘るべからず」という言葉は、頭の中にいるけれど。
それをどこまで引っ張り出せるかは、その時の気分によるだろう。
インターネットのお友達と過去を振り返ることがあった。
いつ頃出合って、当時はあんなことを考えていたね。
その時々の写真を見たり、思い出を語り合ったり。
いつの間にか仲良くして下さる方が増えて、お互いの距離もぐっと近くなって。それはそれで楽しいのだけど、何かが違うな。と思っていたところ。
憧れていたあの頃の気持ちはどこに行ってしまったんだろうか。
どうやって話しかけたらいいか分からない、そんな時もあったり。SNSで「いいね」してもらえるだけで、すごく嬉しかったり。
そのときの細くて薄い気持ちはどこに行ってしまったのだろう。
仲良くなりすぎると、その人の素敵なとこが見えなくなってしまう。改めてじっくり見ることが少なくなってしまう。
そんな気持ちに気付いてしまったのは、仲良くしてくれているお友達のおかげなのだけど。
身近なところに宝石が落ちているような。身近すぎてそれに気付かないのはもったいない。改めてじっくり考えて、改めてきっちり吟味することが大事なんだな。って。
そんな気持ちにさせてもらったのだ。