こんにちわ、スズキ(@acogale)です。
先日、ある講演会での話。
登壇者は女性の方です。
男性社会という考え方が多い業界で活躍されている。
その中で言われたことは「女は男に勝てない」ということ。
寿司屋の話
色々な業界があるなかで、男性、女性と強く線引きされている業界はまだまだある。
「美味しんぼ」という漫画の中でも、似たようなことは描かれていた。
「女の華」という話だ。
「男の職人には絶対負けないんだ」という寿司職人の夏子。
そこへ歌舞伎俳優の若手実力者 市橋菊蔵と女形の名優 吉川清右衛門がやってくる。
夏子を見て、菊蔵は帰る、という。「女の握った寿司は生臭くて、気持ちが悪い。料理人の世界は男の世界なんだ」とのことだ。
男性、女性という考え方
そんな菊蔵の言葉を聞いて、清右衛門が「あんたの母親は料理を作ってくれなかったんですか」などと、ツッコミが入る。
男まさりな寿司を握ろうとする夏子にも、清右衛門はこう言うのだ。
「私は歌舞伎の女形です。だが私は本物の女より女の魅力を表現できる自信があります。あなたは私と正反対の男の姿をしている。しかし男の醜さしか感じない。荒々しくて、粗野で、攻撃的で、無神経。この店ではとても寿司を味わうことはできません」
男らしさ、女らしさ
男らしさ、女らしさと言うと、差別だ!! と言われることがある。
それはさておき。
男ってのは、パワフルなで力強いイメージがある。
逆に女ってのは、しなやかで優しいイメージがある。
差別ではなく、僕の勝手な印象だが。
女は男に勝てない
さて、冒頭の話。
「女は男に勝てない」ということ。
講演してくださった方、下積みをしながら、ある会社に転職をした。
そこには大ベテランの技術をもった人、一流と呼ばれる人がいた。
その人に勝とうと思っても、同じだけの技術を身に着けようと思っても。
力でも、体力でも勝てないのだ。
無理をしても、自分が壊れてしまうだけで、全く歯が立たなかった。
自分が勝てるフィールドで
彼女が思ったこと。
「自分の強み、自分らしさをもっと出せばいい」と。
女性ならではの気遣い、やさしさ、暖かさで切り込んでいく。
人と人をつなげるような、包み込むようなやりかた。
それは、彼女自身の特技でもあったし、女性としての優位なポイントでもあった。
しっかりと今の自分を見ること
自分にしかできないこと、ニッチな市場。
その場では強いパワーを持つ。
万人受けしないかもしれないが、だからこそ自分らしさがでる。
勝負に挑みに行っても負ける。
なら、自分で戦うフィールドを作ろう。
ナルシスト+悲劇のヒロイン
女だから~~~と言いながら闇雲に戦う。
現実をしっかり見つめないと、負けるだけ。
負けて負けて、そんな自分が好きで好きでしょうがなくなる。
そういう感覚じゃなくてさ、お互いがお互いを認め合える場所を用意しようよ。
お互いを認め合うこと、みんな違ってみんないい
競合して高めあっていくことも大事かもしれない。
すきま産業を狙ってもいい。
ごちゃごちゃ文句を言うだけにはなりたくないもの。
時には諦めが必要で、諦めたら次に進んでいけばいいだけ。
肩ひじ張って、あたしが、あたしが、とならなくても。
ちゃんとみんなが見ていてくれるから。
負けるときは、さっさと負けておけばいいこと。
損して得とれ。
そんな感じではないのだろうか。
もちろん「男は女に勝てない」こともたくさんあるのだから。
追記
--2017/03/11 10:15追記--
かんどー様の「接客業はつらいよ! あけすけビッチかんどー日記!」
女は男に勝てないから、人と人をつないだり気配りしなさいという呪い
にて、言及頂きました。
僕自身の言葉が足りなかった部分、最近調子に乗っていい気になっていた部分。
そういったものが露呈した記事になっていたのかと思います。
改めて、記事にするときの言葉選び、伝わることの重要性、地に足のついた記事を書くこと、を考えることができました。
言及頂き、ありがとうございました。