こんにちは、スズキです。
知り合いのバンドマンが活動を辞めたそうです。
始まりがあれば終わりがある。それについてあーだこーだ言うわけではない。
物事を辞めるとき、綿密な計画があって辞めるときと、ふとした瞬間に辞めてしまうときがある。
辞めてしまった人が悪いとか、告知が遅いとか、そういうのではなくて。
逆の場所から見ている人として、「これいいじゃん」と思ったら、すぐにでも動いたほうがいい。ということ。
そのときに行動しなかったせいで、あとから後悔することが何度もあるから、今すぐにやっておいたほうがいい。
バンドマンの彼のことを知ったのは2年半ほど前のこと。「ライブ見に行くね」といいながら、なかなかタイミングが無かった。タイミングというより、先送り、先送り、今日じゃなくてもいいかな。という気持ちばかりになってしまった。
昨年の9月15日、普段は関東で活動されている彼が、名古屋でライブをするという情報を。
しかも僕の職場から歩いていける場所。
その日は金曜日ということもあり、食事会や夜行バスに乗る準備などで予定が詰まっていた。あれこれ調整してみると15分だけ寄れそうだと判明。
数組のバンドが出演するライブ、演奏順も何も知らないでライブハウスに行ったら、たまたま彼の所属するバンドだったのだ。
15kgを超えるキャリーバックを担いで歩いた階段のことはしっかりと覚えてる。
本当にタイミング良く、ZIONというライブハウスで2曲分の演奏を聴くことができた。そのときの音源も公開されているが、まさにそのときの音。足を運んでよかった。
彼のライブに行ったのはその1回だけ。
彼の7年という時間を10分だけ楽しませてもらえた。
彼とは、よっぽどお酒の場で会うことの方が多いけれど、それでもライブハウスで演奏を聴くことができたのは、新鮮な思い出になっている。
次回もまたあるだろう、来年もまたあるだろう。
そう思いながらスルーしてきたことが、どれほどあっただろう。
過去を振り返れば、ツバメスケッチのライブに行かなかったのは今もまだ、ちょっとした喪失感にもなってしまっている。
この週末もスルーしてきたこと後悔した。
生で見たかった建物を訪れたら、3ヶ月前に改修工事をしてしまったという。
当時の趣は一切なく、新しい建物に仕上がっていた。今までも、行く機会は何度もあったのに、どうしてあと3ヶ月早く行動しなかったのだろう。
気になるシンガーソングライターさんのライブがあったのも、この週末。
平日だと行きづらいのだが、土日に開催されているライブを3回スルーしてしまっている。この週末もオープニングアクトで歌うと聞いていたのに。
後悔やモヤモヤした気持ちは、ライブに行くまで拭いきれないものになる。
ホームページをチェックしてみたけど、次回のライブ予定が書いていないので。ますます心が押しつぶされてしまう。
いつ辞めてしまうか分からないし、いつ無くなってしまうか分からない。
期限はいきなりやってくるもので、通り過ぎているものもある。
だからこそ、すぐにやってしまう、すぐに行動することが、心をスッキリさせてくれる。後悔なんてしたくないのだ。
彼のブログを読んだとき、「やっぱりライブに行っておいてよかった」って、自分勝手ながら感じてしまった。
今回のことに限らず、彼からは色々と学ばせてもらっているのだ。1年ちょっと前のことが、今になって答え合わせできた。そんな気持ちになることができた。
これからも、たくさん学ばせてもらうことになる。
彼の今後の活躍にも期待!!