会社に行くのに30分かかり、始業時間が9:00だとしたら。
単純計算で8:30には家を出ないといけない。
ただ、8:30ではギリギリなのだ。
これが8:00に家を出たとしたら。
30分のバッファができる。
これを無駄と思うか、有効と思うかの違いだ。
時間の話をすると、すぐに時給計算したがる人がいる。
「時給1,500円だから、30分のバッファは750円分の価値があるのか!!」と。
30分早く家を出ることで得られるのは余裕だ。
余裕が生まれると気分がいい。
目の前で駆け込みダッシュしている人を見ても、「あぁ、あんなに急がないといけないなんて、残念だな」と。
我先にと急ぐ人を見ても、横断歩道で信号無視している人を見ても。
余裕があると、住んでいる世界が違う"残念なヤツ"だなと思うことができる。
ちょっと前までは自分自身がその"残念なヤツ"だったのだが。
もちろんバッファを少なくし、生産性を高めることも大事だけど。
しっかりとバッファをとることで、ずいぶんと気持ちに余裕が生まれる。
気持ちに余裕が出てくると、危険な行為をしなくなる。
何事も安全第一で、判断を誤りにくくなる。
単純に考えれば、バッファ時間は損失だ。
時給1,500円の人の30分のバッファは750円相当。
逆に急いだときの危険度はどうだろうか。
急ぐことで消耗した心を埋めるためには。
トータルで循環する、流れの良い人生にするために余裕が欲しい。
その余裕は、30分前倒しする行動で手に入れられるかもしれない。
無理をしないことも大事、自分のペースをコントロールできるように。
たまには30分のバッファも必要だろう。
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