こんにちは、スズキ(@acogale)です。
人それぞれに"こだわり"があると思います。
好きなもの、好きなこと、譲れないライン、持っている軸。
感性にしてみても、赤が好き、青が好き、温かいのが好き、冷たいのが好き。
知らず知らずのうちに、自分自身が負担なく選んでいるものがあります。
「僕のこだわりは何だろうか」と考えたときに。
一番に思い浮かぶのは「音」でした。
音との付き合い方
人それぞれのこだわりの中で、僕は音が気になって気になってしょうがないです。
音に敏感に生きているんですよね。
たまたまテレビをつけたときに、アニメがやっていたら。
声優さんが気になります。
正確に言えば、その声優さんがどんな役をやったことがあるのか気になります。
あれはコナンくんの声だ、あれは昔のジャイアンの声だ。
過去の自分の記憶を探るときに、一番のキッカケになるのは「音」だったんです。
音にまつわるモノも好き
例えばオーディオ。
僕が一人暮らしを始めたとき、まず買ったのがオーディオでした。
90cmくらいあるトール型のスピーカーと、少し古めのプリメインアンプ。
テレビの音を、そのオーディオから出していたんです。
肝心のテレビは、14インチの小さいヤツ、しかも当時はブラウン管でした。
例えばキーボード。
パソコンのキーボードも、打鍵感と同じくらい音にこだわっていました。
FILCOの青軸キーボードのパチパチいう感じが好きなんですよね。
頭の中で、音で遊ぶ
J-POPでも演歌でもいいんですけどね。
イントロが流れるとき、何を考えていますか。
僕はその音が、イベントで遊べるかどうかを考えます。
暗転して、音楽スタートして、このタイミングでスポットライト、このタイミングで司会者にキューを出す。
このタイミングで、オーディエンスから拍手をもらう。
みたいな。
音を聴くことは、妄想の始まりみたいなものです。
いつの間にか、音がテキストに
先日、あるイベントに参加しました。
その中で、長谷川賢人さんが講演してくださったのが
すぐうまくなれる「耳から発想!エモい文章術」
以前から一方的に気になっていた長谷川さんと、「エモい」という言葉に誘われて。
長谷川さんの講演時間の裏では、いつもお世話になっているdripの社長が講演をしていたのだけれど。
今回は、長谷川さんの講演に。
テレビでのセリフ、言い回しがエモい文章のキッカケになるから、しっかりと聞くように!
ブロガーズフェスティバル
— スズキ@10月はアウトプット (@acogale) September 30, 2017
じゃないほうに参加
長谷川賢人氏 @hasex
すぐうまくなれる「耳から発想!エモい文章術」
テクニカルライティングの基本要素
1.論理の流れが正確である
2.読む人を混乱させない
3.センテンスは短く#ブロフェス2017 #ブロフェス2017A pic.twitter.com/2f2DEkocVD
とご指導頂いた。
耳から取り入れる感覚。
僕の中では非常にマッチしていたので、これからの書き方になるのだろう。
なんて、そのときは考えていたのだけれど。
翌日に、別の方とお話する機会が
講演の翌日、ブログ繋がりで知り合った方とランチへ。
近況報告をしながら、文章の書き方について話をしたところ。
「スズキくんの文章は音だね」
と言われる。
自分でも気にしたことがなかったけど、僕の文章は「音」らしい。
よくラジオを聴いた、よく音楽を聴いた。
テレビのナレーションも気になる。
漫才も聴くし、落語も聴く
それらを意識しているから、文章も音っぽくなるんじゃない??と言われたのだ。
僕の頭には「はてな」が浮かんでいたけれど、「音」のこだわりは譲れないところなので、おおよそ言われたことは間違っていないだろう。
長谷川さんからお返事を頂く
そのイベントの記事を公開したところ、長谷川さんからお返事を頂けた。
これは本当に嬉しかったのだが。
そこに書いてあったことにビックリした。
「ラジオもいいですよ」と書いてあるのだ。
とんでもないお言葉…!以前よりご覧くださっていたとのことで、こちらこそ励みになります。あの後懇親会で「ラジオもいいぞ」という話があり、たしかに!となったのでした。テレビやラジオが培ってきた言葉の技術をともに活かしていきましょうー!
— 長谷川賢人 (@hasex) October 1, 2017
僕がこだわってきたこと、音について。
そして僕が今アウトプットしていること、音のように。
それらが、ビシッと一直線でつながったときだった。
こだわりは滲み出る
音と書くこと。
それらを同時に意識したことがなかった。
でも、音にはこだわってきたし。
定期的なアウトプットにもこだわってきた。
それが、いつの間にか合わさっていたのだ。
強く意識しなくても、それらが滲み出ていた。
色々なキッカケで、自分自身のことが少し分かってきたような気がする。
こだわってきたら、いつの間にか滲み出るようになるんだな。
これが個性かもしれないな。と思えたいい機会でもあり。
もっとこだわっていたら、スゴいヤツになっていたかもしれない。
という傲慢と反省に気付くこともできた。
自分が本当にこだわっているもの。
それは大事にしたほうがいい。
いつの間にか、意図してなくても、それが自分自身として滲み出てくるから。