在宅勤務が終わり、通常通りの出勤になった。
とはいえ、街はまだまだ空いていて、通勤ラッシュなんて言葉は生まれない。
自宅で仕事をしていても、オフィスで仕事をしていても、気分的にはどっちでもいい。結局のところ、何でもよかったのだ。
どちらにもメリット、デメリットがあるから、どちらでもよかった。
人との距離が生まれるということは、一人で集中しやすい。その代わりに、コミュニケーションコストがかかる。
テキストコミュニケーションは静かでいいけれど、相手の反応が見えづらい。
どちらにも、いいところ、そうでないところがあるから。どちらでもよかった。
ありがたいことに、自宅の作業スペースも、会社のデスクも、甘受できる環境だから。半分は諦めて、とりあえずやりますか、と。
オンラインに偏ればオフラインが恋しくなり、オフラインのボリュームが増えればオンラインを懐かしむ。
それだけ順応性があるということだろう。
また、いつも通りに日常がやってくる。当たり前に気付けるだけで、毎日が楽しくなりそうだ。