いつの間にか実力社会になってきている。
成果を上げる人がスゴい。
営業成績一番の人がスゴい。
至極当たり前のことだが、そうやって目立たない人はどうしたらいいの??
この間までは、誰よりも早く出勤して、誰よりも仕事をこなす人。
そんな人もスゴいとされてきた。
今となっては時代錯誤だな。
仕事人間がもてはやされた時代もあった。
今とは大きく違うのだろう。
どこかで活躍できる人はいいけど。
自分の適性を知っていて、それに対する攻略法も知っていて。
そんなスペシャルな人は、どこにいっても活躍できる。
会社員という枠にとどまらず、どこでも活躍できる。
それはほんの一握りの人だけ。
そうじゃない普通の人はどうしたら良いのか。
成果が出ない人はそれでおしまい??
「量」と「質」という言葉があるように、仕事も「量」で頑張る人と「質」で頑張る人がいる。
その「量」だけで頑張ってきた人は、これからどうやっていけば??
雇用体系も変わってきているが、新卒で入った会社を定年まで続けることも、スゴいことなのだ。
朝から晩までがむしゃらに働ける人はスゴい人なのだ。
もちろん定時内で、効率よく働ける人がいいことは分かっているけど。
資本主義なので、利益重視なのも分かっているけれども。
どことなく不器用で、成績も上がらず、万年平社員だとしても。
他の人より「量」で頑張るなら、今まではそれが認められてきた。
今は、それが大きく違う。
成果重視、効率重視。
それだけで良いのだろうか。
毎日ちゃんと出勤できる人はスゴい。
休まず会社にこれる人はスゴい。
目立った成績を残すわけじゃないけど、地道にコツコツと。
そんな人もスゴいわけです。
ただ、そういう人たちは往々にして目立たない。
効率よく、実力のある人たちが大きな声を出せば、目立たない人たちは、ますます目立たなくなる。
残業が~とか、副業が~とか、そういう考えもありだけれど、その逆の考えもありだということ。
どこかで役に立ったり、どこかで支えになっていることがあるのだと思うけれど。
そうは言っても、僕自身は仕事ができな人は嫌だし、さっさと終わらせたい。
効率よく働ける人と仲良くなっていく。
そこが難しいところなんだけれどね。
努力すれば結果が無くても認めてもらえる時もある。
そんな優しさが、もうちょっとあってもいいのかなぁって。
弱肉強食、資本主義とはいえ、行き過ぎると生きづらくなる。
目立たない人でも、忠実に真面目に生きていれば認めてもらえる。
年功序列ってそういうものなのだろう。
多様性の社会にマッチした仕組みなのではないだろうか。
ただ、それを表現できないから、成果主義の人たちに押されてしまうわけで。
成果主義、効率、能力で結果が残せる人は、どこでも結果が残せるんだから。
会社という守られた窮屈な場所で戦わなくても。
多様性の社会だから、みんながいろんな働き方を選べるように。
古い考えの会社も、役に立つことが多いと思うのだけれどね。