寝る前には風呂に入りたくなる。
寝る前には歯を磨きたくなる。
寝る前には心地いい音楽が聴きたくなる。
いつの日からか、寝る前にブログを書きたくなる。
謙遜して言えば、何の役にも立たないブログだけど。
とにかく書くことに抵抗がなくなり、いつの間にか書きたくなる。
この先のビジョンがあるわけでもなく、ただ書きたくなる。
アートな考え方なのだろうか。
自分を表現したいから。
絵や彫刻ではなく、ブログを使ってみる。
思いのままに表現する場所。
本当は、その先があるんだろう。
自分自身の表現から周りにおすそ分けしたいモノがあるのだろう。
自分の強み、好きなもの、頭の中でグルグルしているもの。
アートではなく、そこに分かりやすさを付け加えないといけないのだろう。
ズケズケと切り込むことに疲れているだけで。
強力な武器というのは、使う側のトレーニングが必要なわけで。
新聞紙で作った筒で戦うのであれば幼稚園児でもできる。
よく切れる刀を使おうと思えば。
まず刀を自由に振り回せるだけの体力、筋力が必要だ。
闇雲に振り回せば大怪我をするだろう。
「ペンは剣よりも強し」という言葉が、久しぶりに頭をよぎった。
適当に書いても、ちゃんと書いても。
そこに思いが重なっている。
うまく書く練習をし、熱い気持ちで書けば。
そこには、わかりやすい文章と、熱を感じることができる。
画面越しに見ると、ただの活字かもしれないし、ただのフォントかもしれない。
でも、それらに左右されないだけの力強さ、パワーがあるなら。
それは、その人そのものなのだろう。
読み手が明確にわかるかどうかは別だが、なんとなく気付いている。
元気のいい文章、暗い文章、楽しそう、つまらなさそう。
自然とそういうものが滲み出ているのだ。
クオリティを大事にすれば、その丁寧さが伝わる。
雑に扱えば、それもそのまま表れる。
目指したい文章、目指したいブログがあれば。
小手先だけの技術ではなく、自分自身の人間性をもっと大事に。
自分自身の人間性を、もっと豊かにしていかなければいけないのだろう。
ある程度はごまかすことができたとしても。
それ以上の「何か」が伝わることはない。
いつの間にか人は嘘つきだということに気付く。
大人は嘘つきだと気づく。
いい人ぶってみても、カッコイイ言葉を並べてみても。
残念ながら、その裏の本質的なところまで、伝わってしまうのだ。
一方的な発信だからこそ、そういった面がよりクローズアップされてしまう。
良い文章を書きたければ、良い人間になろう。