少し前のこと、デザイナーの先生から「レベル感」についての話を聞いた。
これはデザイナーに限らず、エンジニアや営業職についても同じことが言える。
レベルとしては5種類に分類される
- 初心者、見習い
- ようやく一人前
- 簡易な提案ができる
- 総合的な提案ができる
- 別次元の存在
デザイナーに置き換えて説明頂いたのだが、
1.初心者、見習い
これは、一人じゃ何もできないレベル。
とりあえず手を動かすできる人がいます。ということ。
先輩や上司が教えてあげたり、チェックしてあげる必要がある。
2.ようやく一人前
このレベルになると、一人で作業や納品ができる。
クライアントから言われたものを、納得できるレベルで作ることができる。
もしくは、一部を誰かに依頼しながらも、自主的に完成まで進められる。
3.簡易な提案ができる
ここからが、「あいつデキるヤツだ」と思われるところなのだが。
クライアントの依頼を、ただ受け止めるだけではなく、似たような商材や機能で提案することができる。
ウェブ販促よりも、ダイレクトハンドの方がいい。とか
デザイナー要素に加えて、マーケティング要素も加わってくる。
4.総合的な提案ができる
どちらかというと営業寄りかもしれないが。
相手の発注に対して、ストーリー立てて総合的に提案することができる。
これを一人のデザイナーがやるのか、ということではなく、長年の知見や、時代の移り変わりから、ビジョンを描くことができると強みになるということ。
キッカケはポスター1枚の発注かもしれないが、そこから無限に可能性を広げることができる。
5.別次元の存在
この存在は、先の1~4とは全く違う存在。
だから、別物として捉えた方がいいという、超特化型のデザイナーだ。
〇〇賞を狙いにいくため、とか、デザイナーが広告塔に立てるように、とか。
特殊な案件に合致する技術を持ったデザイナーのことだ。
パフォーマンスが得意ということかもしれない。
どのレベルで勝負しようか
ただ言われたものを、言われたように納品するだけでいいものなのか。
それとも、こちらからもグイグイ攻めていくほうがいいのか。
どのレベルで自分を売りに出すのかは、あなた次第なのだ。
相談されるようなポジション、レベルになれば、特命で依頼がくるだろう。
自分の行動は、どこまで見据えての行動なのか。
今一度、考えないといけないとき。ただ言われたことを、言われたままにするだけの人にはなりたくないのだ。