あなたって〇〇な人ね。
そう言われる中で、自分があまり消化できていないのは「メンタルが強い人ね」ということだ。
いろんな人間関係の中で「メンタルが強い人」と言われることがあるが、自分の中では全くそう思っていない。
すぐに心が折れそうになるし、落ち込むとなかなか元の位置に戻ってこない。
メンタルがズタズタだ、、、、なんて思うこともたくさんある。
が、はたから見ると、そうではないらしい。
メンタルが強いってどういうことを指すのだろう、と思い、じっくり話を聞いてみた。
そうすると、こんな答えが返ってきた。
「怒られても、そんなに凹んでないですもんね」
怒られて凹むかどうか、がメンタルの基準なのだとしたらどうだろうか。
そういう視点で切り取ったとしたら、実はメンタルが強いのかもしれない。
自分自身がメンタルについて思うとき。
そのきっかけは自分自身の行動にある。
アクションをして成功した、アクションをして失敗した。
この"失敗した"ときのダメージがすこぶる大きいのだ。
一方で、誰かに"怒られる"ことは、全く苦にならない。
悪い癖でもあるが、ストレートに自分自身に響かないのだ。
「Aさんはこう思っているから怒ってるんだな」
あくまでも相手が怒っている事実しか受け止められないのだ。
そのうち「うわー、めっちゃ怒ってるやん、疲れないんかな」とか、全く違うことを考え出してしまう。妄想し始めてしまう。
だから怒りの言葉は響いていないし、客観的にその事実しか受け止められないのだ。
一方で自分でアクションを起こしたときの失敗は、全部自分の責任だと思ってしまう。
デートに誘ったら断られた、うまくいくと思って作ったプログラムがコケた、準備万端で出かけたら忘れものばかりしていた。
これらは自分との闘いなのだ。
その自分との闘いに負けてしまうと、下手を打ってしまうと、とたんにメンタルが崩れてしまう。
他人は他人、自分は自分、と強く思い続けてきた結果がこれだ。
その様子を第三者から見ると「あぁ、この人はメンタルが強いんだな」と思うらしい。
実際は、そんなことはない。どちらかといえば情緒不安定なことが多いくらい、繊細で敏感だと思っている。
だけど、それが全く嘘に見えるくらい、怒られているときはへっちゃらだったりする。
あぁ、厄介な性格だ。