ちゃんとやれ!

「ちゃんとやる」ためのトレーニング場

「イベント」の完成度が高かったWordCamp男木島 #WCOgijima

18歳のころから「イベント」というものに携わってきた。

企画もしてきたが運営がメインだった。

 

職業柄というか、身に染み付いたというか、イベントに参加すると、純粋に参加者目線ではいられなくなっている。

  • 会場の広さやトイレの場所
  • 持ち込んでいるプロジェクターの型番
  • 使っているマイクの種類
  • トランシーバーは何を使っているのか
  • 運営スタッフの人数
  • レンタル品の業者
  • ケータリングの量

なんとなくの予算感を考えながらイベントに参加していることが多い。

 

参加費がお手ごろで、主催運営が大手広告代理店でない場合、残念だと思うイベントが多くある。

会場までの導線が考えられていなかったり、来場人数に対して受付スタッフが足りていなかったり。

 

だから、ある意味で割り切った考え方しかできなかった。

文化祭の延長のようなものだろう。と。

 

最近参加した中で、運営のポテンシャルが高かったと感じたイベントは2つ。

ひとつはブロガーズフェスティバル

もうひとつは、今回参加したWordCamp男木島だった。

 

WordCamp男木島

 WordCampというWordPressのイベントがある。

東京や大阪などで開催された大きなイベント。

それが今回、四国は香川県の離島で開催されるという。

島民の人数よりも参加者の方が多い、チケット250枚は完売、そんな勢いあるイベントだった。

 

チャーター便にテンション爆上げ

予定していた通りに物事が進まなかったので、出発時からテンション低めだった。

なんなら行かなくてもいいんじゃないか、引き返すなら今だ。

と思いながらも、高松港へ。

 

でも、そんな気持ちは一気に吹き飛ぶ。

チャーター便に掲げてあった幕に心を撃ち抜かれた。

あの幕が無かったら、僕のテンションは半分くらいまで落ちていただろう。

 

   

ノベルティが「タオル」と「うちわ」

当日の朝一番に家を出た。

ちゃんと準備していたものの、忘れ物をしてしまった。

スポーツタオルを忘れたのだ。

 

絶対暑いから準備していたのに、不覚にも忘れてしまった。

とりあえず銭湯用のタオルを持っていたのでなんとかなったが。

 

10:20に受付について、チケットの確認をしてもらう。

その際に渡されたノベルティが「タオル」と「うちわ」だった。

タオルも、ハンドタオルではなくスポーツタオル。

うちわも、骨の入ったちゃんとしたうちわだ。

 

 他のイベントではタオルをもらったところで何も感じないかもしれない。

でもこの日は違った、自分が忘れたのもあったけど、運営の皆さんが来場者のことを考えて選んだノベルティだった。

 

飲み物も看護師も

会場は小中学校の体育館。

冷房設備はなく、工場に置いてあるような扇風機が回っている。

飲み物はペットボトルで1,000本くらいはあったんじゃないだろうか。

熱中症にならないように飲み物を配り、看護師さんまで待機。

 

体育館の外に水を撒いたり、こまめに声を掛けてもらいながら無事にセッションが終わった。

 

子どもにも家族連れにもやさしい

パソコン関係のセッションだとしても、子どもに、家族に優しいイベントだった。

お嬢様と一緒にお話されたり、ブースに座っているお子様もいたり。

 

 

 

安全面に配慮

熱中症だけでなく、途中の運営にも気遣いが。

セミナー会場から懇親会会場までは歩いて30分ほど。

 

その移動途中は険しい道があったりするので、確実に点呼するために。

集合時、出発時、解散時などはナンバリングしたチケットで、誰がどこにいるのか確実に把握するシステムが。

何かあってはいけない、安全に運営しなきゃいけない。

そんな運営メンバーの気遣いが、こういったところにも出ている。

 

何よりも魅力を伝えるのが上手

WordCampそのものは、WordPressの魅力を伝えるのにピッタリの場所。

だとしたら、香川県の離島の魅力もしっかり伝えられる??

 

フェリーの本数も東京の地下鉄のようにはいかない、ちょっと不便なところも魅力。

体育館でのイベントは暑かったし、30分歩いて移動した懇親会もハードだった。

 

でも、そこにはリアルな男木島の魅力が落っこちていたし、それを東京や大阪、海外からきた参加者と共有することができた。

 

うちわであおいで、扇風機の前を陣取るくらい暑い体育館、太陽が降り注ぐ瀬戸内を感じながら、夕日が沈む海を感じながら、満天の星空の下を30分歩いたこと。

どれもが日常で、非日常だった。

スムーズに、便利に、スマートにできなかったからこそ気付ける男木島の魅力。

それを引き出す運営メンバーの皆さんは、本当にスゴい。

 

 

 

懇親会のバーベキュー会場でもおもてなし

おもてなし精神がすげぇ、本当にすげぇ。

絶対暑いはずなのに、なかなか火が付かなくて大変だったのに。

そんな顔を一切しないで、美味しいゴハンを振る舞ってくれる。

 

煙が目に入って痛いはずなのに、みんなで夕日を見たいはずなのに。

参加者のことを考えて、準備してくれる。

本当に、すげぇ人たちの集まりだった。

 

 

 

とにかくスゴい集団

広告代理店でもなければ、イベント制作会社でもない。

スタッフはアルバイトじゃなくて、みんな無償のボランティア、交通費の支給もない。

 

そんなスタッフの皆さんが、WordPressの魅力を伝えようと、男木島の魅力を伝えようと、あれこれ考えて、半年前から準備して、天候や災害、傷病者のことも気を付けながら、ようやく開催できたWordCamp男木島。

 

僕はチケットを買い、その日の朝に新幹線に乗って行っただけ。

 

イベントプロの集団じゃないかもしれないけど、みんなが本気になったなら。

こんなに楽しくて、素敵で、愛情たっぷりのイベントが開催できることを知った。

 

運営メンバーの熱意、情熱、パワー。

何かあってはいけないという守りのライン。

それらが全部込められた濃い濃い1日だった。

アクセルとブレーキがちょうどいいバランスで、ギリギリのところを攻めたイベントだった。

 

運営メンバーの皆さん、本当にスゴかった。

これぞ「本物のイベント」という強烈な記憶をプレゼントしてもらった。

 

参加してよかったし、参加できてよかった。

思い出に残るイベントだった。

 

※WordPressのブログで、WordCamp男木島のイベントレビューを書いています。

blog.aco-gale.com

 

f:id:acogale:20180718230957j:plain