自分の気持ちとスキルがマッチしないときに、矛盾が生じる。
その矛盾に気付かないと、自分なりに頑張ったところで面白い結果にはならない。
フレンチのお店に行ったとして、アラカルトのメニューからシェフのオススメはどれかと聞くようなこと。
シェフのオススメはコース料理で用意されているのだから、何も分からないならコースを選べばいいだけのこと。
もちろんアラカルトを組み合わせる楽しさもあれば、懐かしいメニューがあるかもしれない。
それは、そのスキルがある人が楽しめるレイヤーなだけで、その楽しみ方ができるほどのスキルがないのであればコースを頼めばいい。
そのコース料理を軸にして、要望をプラスすればいいだけのこと。
ソースの名前や材料や調理法が分からないなら、お任せのコースにすればいいだけ。
用意されたものを嫌い、自分のオリジナルじゃないといけない、と意気込んでいる人がいるけれど、自分のオリジナルを組み立てるだけのスキルはあるのだろうか、と疑問に思うこともしばしば。
まっさらな紙の上に設計図が書けないなら、できあいのものを使えばいいだけ。
それを嫌ったとしても、スキルがないのだから諦めるしかない。
矛盾した状況をあれこれ悩んだところで、よい結果は返ってこないのだ。
自分の夢や行動、現実を見たとき、矛盾しているところはないか、ちゃんと見極めよう。
矛盾している人ばかりだから、うんざりしてしまう。